貯蓄型生命保険でお金を貯めています
しかし保険よりも投資信託の方が増える、保険の運用先は投資信託か国債だから直接買った方が有利、保険と貯蓄を混ぜてはいけないという話を耳にしました
貯蓄型生命保険よりも投資信託や国債の方が良いのでしょうか?
どちらが良いかというより
それぞれ特徴が違うので目的に合わせて使い分けるのが良いです!
というのも保険や投資信託に限らず
その他金融商品全般に言えるのが
それぞれに長所短所があり
良い悪いと言う比較ではなく
目的に対して向いている向いていないと言う表現の方が適切です
炎タイプは草タイプに強いが水タイプに弱い
電気タイプは水タイプに強いが岩タイプに弱い
みたいないイメージで
どのポケモンが強いのかというより相性があります
なのでまずはそれぞれの特徴を知りましょう
過去の記事に各金融商品の特徴をまとめてます
今回のテーマである
- 貯蓄型生命保険
- 投資信託
- 国債
それぞれの特徴です
貯蓄型生命保険
- 死亡保障がある
- 将来いくら使えるのかのがある程度分かる
- 税金の有利性(生保控除、非課税枠)
- 短期間での解約は元本割れする
貯蓄型生命保険と言ってもかなりたくさんの商品がありますが
以前の記事にも書きましたが生命保険を使っての貯蓄は
ドル建ての終身保険を短期払い
これが最強の選択です
現状この一択と言って良いです
もっと増える活用方法を知っている人は是非教えてください!
某外資系保険会社のドル建て終身保険10年短期払いした場合のシミュレーションです
死亡保障5万ドル、25歳から35歳の10年間払込をした男性
【年間支払額】
173,400円(1ドル=100円)
【10年間の総支払額】
1,734,000円(1ドル=100円)
85歳までに使える総額(死亡保障含む) | 総支払額から何倍に増えるか | |
予定利率3% | 5,000,000円(1ドル=100円) | 2.9倍 |
予定利率3.5% | 6,815,600円 | 3.9倍 |
予定利率4% | 9,230,000円 | 5.3倍 |
ポイントは3つです
- 予定利率の3%が最低保証されている
- 何歳でいくら使えるのかが分かっている
- 人はいつか必ず亡くなる
子供の学資金を貯めたい、老後資金を貯めたいなど何歳までにいくら貯めたいという明確な目的がある場合
最低保証がありその時にいくら使えるのかが分かるというのは非常に資金計画がしやすく
プランニングをする時にも非常に使いやすいです
そして人はいつか必ず亡くなります
遺族に迷惑をかけたくないと思う人であれば葬儀代は必ずプランニングに組み込むので死亡保障のある生命保険の特徴が活きます
リスクは払込が終わるまでの10年以内に解約すると元本割れする事と
ドル建てなので為替リスクがある事です
投資信託
- 貯蓄型生命保険以上のリターンが期待できる
- NISA等の税優遇制度
- 将来使える額の不確実性
投資信託は各国や企業の今後の成長や景気に連動し将来の価値が決まってくるので
将来の予測は非常にしにくいです
長い目で見れば値上がりが期待できるという大まかな予想はできるものの
何歳の時にいくら使えるのかという事は貯蓄型保険と比べ非常に予想しにくいです
特性上予想しにくいので
貯蓄型保険や他の金融商品とも一概に比較がしにくく
できるとすれば過去の実績を元に比較するしかないのかなと思います
人気のeMAXIS先進国インデックスファンドで具体的にみていきます
1年平均利回り→ー7.07%
3年平均利回り→3.74%
5年平均利回り→2.62%
10年平均利回り→9%
振れ幅が大きく予想しにくいのが分かると思います
では某外資系保険会社のドル建て終身保険10年短期払いのシミュレーションと
条件を合わせて、更に平均利回り2〜4%と仮定してシミュレーションします
【1,734,000円を35歳から85歳までの50年間複利運用した場合】
85歳までに使える総額 | 総支払額から何倍に増えるか | |
平均利回り2%運用 | 4,667,213円 | 2.7倍 |
平均利回り3%運用 | 7,601,693円 | 4.4倍 |
平均利回り4%運用 | 12,322,989円 | 7.1倍 |
平均利回り3%を上回ることができると貯蓄型保険よりも増える事になります
しかし貯蓄型保険と違って利回りの最低保証があるわけではないので実際には未知です
以上の特徴を踏まえると
子供が18歳の時に学資金を用意したいなど
何歳でいくら貯めたいという明確な目的にはやや不向きで
プランニングには組み込みにくいです
反面長い目で見ると
右肩上がりに増える可能性が高く貯蓄型保険を上回る可能性も秘めているので
老後資金の一部を貯める目的で投資信託を使うのは非常に良い手段かと思います
リスクは短期間での運用では平均利回りがかなりブレます
国債
- 銀行預金なみの安定感
- 銀行預金よりも高利回り
- 将来いくら使えるのかのが分かる
- 税金20%
最終的に戻ってくる金額が確定していることが国債の最大の特徴です
資産運用において未来が確定している商品は少ないですからね
ちなみに最強の貯蓄型生命保険
某外資系保険会社のドル建て終身保険の運用先は米国債です
それなら直接米国債を買った方がお得じゃないの?
実は直接買った方が得な時期も確かにあります
というのも国債は買うタイミングによって利回りが変化します
米国債利回り(10年) | 米国債利回り(30年) | |
2000年 | 6% | 6.5% |
2010年 | 3.6% | 4.7% |
2019年 | 2.7% | 3.0% |
2020年現在 | 0.6% | 1.4% |
コロナの影響もあり今から国債を買う場合
利回りは去年の約半分です
今はオススメしませんが
買うタイミングによっては
将来の受取額が確定しているのでプランニングには組み込みやすいです
10年物より高利回りな30年物を
老後資金の一部としての資産形成に使うのが良さそうです
難点は実際に買うとなると利回りの良い30年物を売っている金融機関は少なく
売っていたとしても30年未満の既発債か10年物がほとんどです
デメリットは税金です
生命保険の控除や投資信託のNISAやiDeCo等の優遇制度が国債にはなく
儲けに対して20%税金がかかります
税金も考慮すると実際の利回りは下がります
そしてリスクは
国の破綻ですが
米国債の発行元アメリカが破綻することってあるんですかね?
中々想像し難いですがゼロではないといった所です
結論
投資信託も国債も
将来的に貯蓄型生命保険を上回る可能性はありますが
確実に上回るとは言えないです
それぞれ特徴が違うので
目的に合わせて使い分けるのがベストです
もし僕が今会社員で
銀行預金以外に全く何もしていないとしたら以下をします
- ドル建て終身保険短期払いで子供の学資資金と老後資金の一部と葬式代の確保
- 投資信託を積立NISAとiDeCoを使って老後資金の一部の確保
そしてタイミングをみて米国債の利回りが3%を超えてきたら
老後資金の一部確保として組み込む事を検討します
金融商品にはそれぞれ長所短所があるものの
共通している点は
短期目線では元本割れや振れ幅が大きくリスクが高い反面
長期目線だと安定的に増やせる可能性が高くなるという事です
言い換えると
短期目線はギャンブルになりがちで
長期目線であればあるほど安定するのです
自分がもっと若かったらな…
人は誰でも今が一番若いのです!!
先延ばしにすればするほど投資期間は短くなるので
思い立った今からスタートするのが最善ですよ!
コメント
ブログレベルアップしてますね!!
更にお金が生まれるように進化させたい
それも教えてください!!