不妊治療する人は今のうちに医療保険に入っておけ

FP茂田
FP茂田

以前、医療保険は損だからなるべく入るな的な記事を書きましたが今回は逆説的な記事になります。

と言うのも、これから不妊治療を受けようとしている人に限っては医療保険が助けになる可能性があるからです。

【独立FPが語る】医療保険が損な理由
前回に引き続き保険のお話 今回は医療保険についてです 今医療保険を検討している方は必見です すでに入っている方には悲報になるかもしれません 各保険会社医療保険はどこも扱っていてどこも積極的に販売しています 多くの商品がありどこの何がいいのか...

 

✔︎記事の内容

  • 医療保険が得できない理由
  • 不妊治療はタイミングを調整できる医療保険給付対象の治療
  • 不妊治療の実体験
  • 不妊治療が医療保険給付対象外になるリスク

 

医療保険が得できない理由

簡単に言うと加入者が得できないように医療保険自体が作られているからです。

保険会社は保険商品を作るときに、性別や年齢ごとの死亡率や病気に関する膨大な統計データを元に保険料を設定しています。つまりみなさんが大体何歳でどんな病気になりやすいのか、入院期間はどのくらいになるのか、手術の有無、何歳くらいで亡くなりやすいのかというのを統計的に分かった上で、保険会社が損をしないよう保険料や給付額を設定しています

そしてその統計に当てはまらず一般の人よりも病気や怪我になるリスクがあると予想される人は、そもそも保険に入れないようにしたり、特定の病気や怪我には給付しないと条件をつけたり、保険料を割増で払ってもらったりして調整をしています

医療保険で得をするには

加入者全員が絶対に損をするかというとそうではなく、一部得をする人もいます。

それは大きく2パターンあり、1つ目は医療保険加入前は健康でごく普通の生活をしていた人が、加入後に統計以上の高頻度で入院や手術になってしまうケースです。

そしてもう1つが、医療保険に入ったばかりのタイミングで入院や手術になり給付金をもらい、完治後すぐに解約するケースです

しかしこんな事は当然狙ってできるものではないので、保険会社としても諦めている例外パターンなわけです

不妊治療はタイミングを調整できる医療保険給付対象の治療

すでに何かの病気や怪我になっていて、これから入院や手術をするからその前に医療保険に入って給付金をもらうということはできません。加入の条件が「その入院手術に関しては給付対象外」となるか、そもそも引き受け不可となるのが普通です。

しかし不妊治療に関してはそれができてしまいます

不妊治療は、以前は保険適用ではない自由診療だったので医療保険の給付対象外でしたが、法改正により2022年4月から保険適用となり、不妊治療の一部が医療保険の給付対象となりました

そして不妊治療は自分達のタイミングで始めることのできる治療です

それにより「医療保険に入ってから不妊治療を開始しよう」ということができてしまうわけです

給付対象となる不妊治療における一部例

  • 人工授精
  • 胚移植術
  • 採卵術
  • 精巣内静止採取術
  • 体外受精

各保険会社によって給付対象が変わるので確認は必須ですが、どこの保険会社も今の所は医療診療報酬点数において手術料の算定になっているかを基準に決めているようです

今の所はと強調したのは、今後条件が変わる可能性が多いにあるからです

不妊治療の実体験

FP茂田
FP茂田

実は僕も不妊治療を経験し待望の第一子に恵まれた身です。まさか自分が不妊で悩む日が来るとは思ってもいませんでした。

経験してみての感想としては、不妊治療は治療がいつ終わるか分からない中での、精神的肉体的苦痛(特に女性側)とお金との戦いです。

経済的にも肉体的にも負担の少ない簡単な治療からスタートしますが、当然妊娠に至る確率は低いです。そこから段階を経てより確率の高い治療へとステップアップしていくのですが、それにつれて経済的肉体的負担は増していきます。

経過状況次第で急遽病院に行くことになったりもするので、フルタイムで働きながらの通院は、休みやすさや早退のしやすさ等、職場環境にも大きく左右されます

そして期間が長くなればなるほど苦痛や不安はどんどん増していき、夫婦間においての関係も悪化する要因になっていきます

それらを踏まえると初めから確率の高い治療を積極的に選択していきながら、最短で終えることを目指した方が良いです

その際経済的負担を少しでも減らすために、医療保険には絶対に入っておいた方が良いです

FP茂田
FP茂田

参考までに僕は約半年間の治療で総額60万くらいかかっています。

しかしこれは安く済んだ方だと思います

2022年4月以前の健康保険適用前に不妊治療をしている人たちは、この何倍もかかっていたはずです

使えるものはなんでも使ってとにかく経済的ハードルを下げ最短最速の治療を目指しましょう

不妊治療が医療保険給付対象外になるリスク

冒頭で医療保険は保険会社が損しない仕組みで作られているという説明をしました。

不妊治療が保険適用となりまだ日が浅いので現状は給付対象としていますが、多くの人が治療前に医療保険に入り治療後に解約をしたらどうなるでしょう。

当然保険会社は対策をしてきます。おそらく給付対象外にしたり、加入後〇年以内の治療は対象外としたりすると予想できます

 

まとめ

治療が長引けば肉体的、精神的、経済的全ておいて消耗していく不妊治療は、始めるタイミングを自分達の都合で調整できる、医療保険給付対象の治療です。

給付対象になっている今のうちに医療保険に入っておき、少しでも経済的ハードルを下げて最短最速の治療を目指しましょう

FP茂田
FP茂田

既に医療保険加入済みで、2022年4月以降に不妊治療を受けた人は保険会社に給付対象になるか確認してみた方が良いです!

制度が変わりまだ日が浅いので、担当者も分かっていなくて見落としているケースがあります(実際にうちがそうでした)

 

ちなみに給付金請求の時効は3年なので早めに確認しましょう!

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