iDeCoのルール変更みんなが知りたいところだけざっくり解説

今年の税制大綱に中々インパクトのあるiDeCoのルール変更がありました

既にiDeCoをやっている人orこれからやろうかと検討している人にっとてかなり重要な内容なので、分かりやすく解説していきます

 

FP茂田
FP茂田

ちなみに細かく解説すると複雑で混乱するので、今回はみんなが知りたいであろうポイントに絞って超絶ざっくりに分かりやすさ重視で解説するので、本当の詳細を知りたい人はググってください!

 

今回の税制大綱に盛り込まれていたiDeCoの改正点は大きく2つです

①毎月の掛け金上限額アップ
②最終的に受け取る際の税優遇改悪

iDeCoの特徴は毎月の掛け金が所得控除になり税金安くなり、最終的な受け取り時は恩恵が大きい退職金控除が使えるという2点ですが、この2点に変更があります

①の毎月掛け金上限額アップについてはシンプルにいい変更点です。

具体的にいくらに変更になったかの解説は省きますが、掛け金上限額が上がるということは、もっとiDeCoを活用したいと思っている人にとっては運用額が増えて、節税額も増えます

問題は②の受け取り時のルール変更です。

簡単にいうと変更前までは、iDeCoと退職金の受け取るタイミングを60歳でiDeCo受け取り、65歳で退職金受け取りとすれば最大限に退職金控除を使えて無税でいける!と思っていた人が、そうもいかなくなりました。

iDeCoを受け取ってから5年あけて退職金を受け取れば退職金控除フル活用OKだったのが、10年あけないとダメとなります。

ってことは60歳でiDeCo受け取ったら70歳で退職金受け取ればいいだけだろ?

FP茂田
FP茂田

そういうこと!だからみんなそうしようね!とは簡単にいかないと当事者であればみんな思うはずです

 

みんなが知りたい「で、どうすればいいの?」について

立場によって変わるのでそれぞれの立場で解説します

まず前提として全員に伝えておきたいことは、将来の資産形成においてiDeCoよりもNISAの方が使い勝手がいいので、まずはNISAを優先的に使っていこうということです。

まずはNISAの積み立て投資枠120万/年を使い、まだ余力がある人は成長投資枠240万/年を使いましょう

その上でまだ余力がある人がiDeCoを使いましょう。

既にiDeCoをやっている人は、そのまま変わらずか、NISAの枠が余っているなら掛け金を減額してNISAの投資額を増やすかの2択です。

この2択は退職金がどれくらい貰えるかによって変わってきます。正直かなり先のことで退職金がいくら貰えるか分からない人がほとんどだと思います。

そこで一つの目安をお伝えしておきます。

退職金が1,000万円以下ならこのまま継続していても変わらず無税で受け取れる可能性は高いです。

次に1,000〜1,500万円の人は課税されたとしてもそこまで大きな額にはならないはずなので、手間じゃなければ減額してNISAに振るか〜という感じでいいと思います。

1,500万円万を超える見込みの人は手間でも減額してNISAに振っていった方がいいです

NISAの上限額いっぱいでさらに投資していきたい人は、気にせずiDeCoを好きな額やってOKです。ルール変更により改悪となっても、普通に運用するよりは税優遇されています

実際に受け取る際にとる方法

iDeCoは受け取り時に、一時金受け取りか分割して年金受け取りが選択(併用もOK)できます。

一時金なら退職金控除、分割なら公的年金等控除とそれぞれ控除が使えます

なので退職金が貰えるタイミングや額が大方分かってきたら、実際に退職金控除額の計算をしていくらまでなら非課税になりそうか算出し、退職金控除額の非課税枠に合わせて併用含め受け取り方を選択するというのが最適解になります

 

FP茂田
FP茂田

まぁ今回のルール変更であれやこれや足掻いたところで、この先また変更になる可能性は大いにあるので程々に!

今回の変更でみんなに伝えたいこと

コロコロルール変更されたらやりずらいだろ!と思いっきり突っ込みたい気持ちはもちろんありますが、嘆いても仕方ないです。

これがルールを作る側とその中で生活する側の超えられない壁だと受け入れましょう。

今後もコロコロ変更ありうるということを前提に、我々はしっかり情報を追って都度対応していくしかないのです!

FP茂田
FP茂田

それをみんなに発信していくのが僕の役割なので、引き続き2025年もよろしくお願いします!それではみなさん良いお年を!

 

 

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