今月のテーマは確定申告節税です
毎年この時期になるとこのテーマの相談がたくさんきます
地味な作業が多くFP業務の中でも結構嫌いな分野です(( _ _ ))..zzzZZ
確定申告と聞いて私は会社員だし関係ないやーと思ってるそこのあなたっ!!
とりあえず最後まで読んでみてください。
お得情報満載できっと僕に焼肉をご馳走したくなると思います
そもそも確定申告とは??
所得を確定させるための申告です!
え?じゃ確定申告したことない私は所得が確定してないの??
その通りです!!申告をしていないあなたの所得は暫定でしか確定していません
会社が代わりに申告してくれてると思っている人も多いですが、会社がしているのはうちの会社からあなたにいくらのお給料を支払いましたよという申告であって、あなた自身の全所得なんて知りようがありません
よく聞く確定申告して税金戻って来るってどういうこと??
暫定でしか確定していないあなたの所得を確定させると、税金が戻って来るケースがあるのです!
それは漏れている控除を申告するケースです
馴染みのある控除といえば
- 給与所得控除
- 社会保険料控除
- 生命保険料控除
- 医療費控除
- 扶養控除
- 配偶者控除
まだまだありますがみなさんがよく使うのはこの辺だと思います
年末になると会社から控除項目を申告するよう言われると思いますが、そこで申告し忘れているものを確定申告で申告すると税金が再計算されて払いすぎた税金が戻って来るというわけです
税金に全く関心ない人はすでにこの段階で使える控除を面倒だったり忘れていたりで使っていないので還付を受けられる対象になってきます
この辺は超初級辺です。ここから実際に使える節税テクニックを伝授します!
毎年ちゃんと忘れずに申告してるから私にはやはり還付は関係ないわと思っている方必見です!!
実は先ほどいくつか例をあげた控除項目の中でみなさんがうまく使いこなせていないものがあります
それは扶養控除です
はいはい。私は夫の扶養にすでに入ってるのでやはり節税にならないわ…
俺は独身一人暮らしの彼女なしで全く関係ないわ…と思った人こそこの控除を使えていない可能性大です!!
これがなぜうまく活用されないかというと「扶養」という言葉のイメージだと僕は思います。
扶養=養っている人
実はみなさんがイメージしている扶養と扶養控除における扶養の定義はかなり違いがあります
実際に国税庁のHPを見てみると…
とりあえず16歳以上の所得38万円以下であることが前提になってきますが、他に気になる条件がいくつかあります
まずは(2)の納税者と生計を一にしていること。
生計を一にしているというと当然同居しているイメージをしますよね?
しかし!!!
実はこれ同居していなくてもいいんです。
別居している子供に仕送りをしていたり、たまに帰省した時にお小遣いをあげていたり…
これでオッケーなんです!
もっと突っ込んだ話をすると帰省時にお小遣いあげるって一体どう証明するの???って話です
仕送りも現金書留使ってる場合は??とかなってくるわけです
もちろん税務署的にはなんらかの形で記録に残せとなっていますが、実際に僕はここを突っ込んで指摘されているケースは見たことがありません。
税務署もそこまで細かいところは気にしていないのが実態です
ということは!!!
実際に仕送りしているかどうかはさほど重要ではないんですよ
(僕から言えるのはここまでで、実際にどこまで申告するかは自己責任で!)
そして次に気になる項目が(1)の配偶者以外の親族(6親等内の血族及び3親等内の姻族)の部分です。図にすると…
かなりの広範囲で笑えてきます
見ての通り妻や子供だけでなく自分や相手方の両親やおじいちゃんおばあちゃん、兄弟の結婚相手などもはや全く扶養とは関係なさそうな親戚までいけちゃわけですよ。しかも同居してなくてもいいという…
これだけ広範囲ならさすがに該当者いますよね??
ちなみに年収600万円の人が扶養控除一人申告すると約5万円戻ってきます!
2人、3人と見つかればさらに戻ってきます
そしてそれを見つけ出したあなたにもう一つ朗報です
実は確定申告は過去5年遡れるというルールになっています
今回扶養対象なら去年も一昨年も5年前も可能性大です!!
5万円×〇〇人×◯年は…計算しただけでニヤついてきませんか?
申告方法は非常に簡単なので該当する方は一度直接ご相談ください
今回紹介した節税方法は多くの人が使える初級編の一部です。もちろん中級、上級になると節税額もかなりアップします
まずは嫌いな税金に少しでも興味を持ってもらえたら嬉しですね!
勉強すると家計費にダイレクトに影響してきますよ
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