NISAでオルカンやS&P500を毎月買って投資をしているものの、画面上の数字が上下しているだけで生活が豊かになってる気がしないな、、、
将来に向けて資産を増やすことは大切だと思うけだ、ぶっちゃけ今の生活が苦しいんだよね、、、
将来よりぶっちゃけ今使えるお金が欲しいな
こんな風に感じたことはありませんか?
オルカンやS&P500でインデックス投資をしている人の中にはこんな風に感じる人が一定数いると思います
何を隠そう私自身がそうです!
資産が増えることは嬉しいです。けど毎月の収入が増えることはもっと嬉しいです
そんな人はぜひ高配当株投資を検討しましょう
検討するにあたり今回はインデックス投資と高配当株投資の違いを比較していきたいと思います
インデックス投資の特徴
インデックス投資を簡単に説明します
インデックスとは株価指数のことで、日経平均株価とかTOPIXとかS&P500とかNYダウとか世界には様々な株価指数があり、その指数に連動して同じパフォーマンスを目指すものをインデックスファンドといいます
そのインデックスファンドに投資することがインデックス投資で、投資における基本かつ王道な投資方法の一つです
入口簡単、出口難しい
入口とは買うこと、出口とは売ることです。過去のブログでも紹介してきましたが買うファンドについては大方最適解が出ていてオルカンかS&P500を買っておけば間違いないです。そしてそれを毎月自動で買う設定をしてしまえばあとはやる事ないです。
日々価格のチェックとかしなくていいの?
しなくていいし、むしろしない方がいいです!
インデックス投資は数十年スパンの長期で投資をするもので、価格が上がろうが下がろうが一喜一憂せず淡々と買い続けていくことが重要です。定期的に価格のチェックなんてしていたら大きく下げた日には不安になって売りたくなったり買うのをやめたくなったりするものです。
ということで入口は非常に簡単です
難しいのは売る時です
当初決めた期間が経ったら何も考えずに売れる人や、すぐにでも現金が必要な人は難しくありませんが、多くの人はそうではありません。
売ろうと思った時にチャートを見てみたら直近の価格から下落傾向にあれば回復するまで売りたくないなと思うはずだし、逆に上昇傾向だったらもう少し待ったらもっと上がるかもと思って売るのを躊躇するはずです。これは人として当然の心理です
老後資金としてインデックス投資をしている人は、リアルに想像してみてください。
長らく勤めた会社を退職し年金暮らしになった時に、当初決めていたプラン通り毎月4%ずつ取り崩していけると思いますか?今までコツコツと積み上げてきたものを減らしなが暮らしていくことに少なからず抵抗を感じるはずです
これこそがインデックス投資の最大の難しさです
大きくまとまった支出に向いている
例えば子供が産まれ、この子の将来の大学入学資金を貯めようとインデックス投資を始めた場合、毎年少しずつ資産は増えていきますが良くも悪くも生活は変わりません。そしていざ子供が大学入学となった時に売って入学金や学費の支払いを終えてもやはり良くも悪くも生活に影響はありません
それがインデックス投資です
インデックス投資で日々の生活は豊にはならないのです
最も合理的に資産の最大化が狙える
どんなに優れたファンドマネージャーや機関投資家であっても、個別銘柄を吟味し売買するアクティブ投資はインデックス投資を上回るこが中々できないという話は有名です
ということで、インデックス投資が最も合理的に資産を増やす方法です
経済の勉強にはあまりならない
経済の勉強をするために実際に投資をしているという人も少なからずいると思いますが、既にお話しした通り、買うファンドはおおむね決まっていて毎月自動購入設定が済んだら後はやることがないので、全く勉強にはなりません
投資をしている人=経済に詳しい人と思われがちですが、それがオルカンやS&P500等インデックスファンドに投資しているだけの人は全く詳しくありません
にわか投資家にはご注意ください!
高配当株の特徴
高配当な個別株や高配当銘柄を集めたファンドを中心に投資をするスタイルです。高配当の目安としては年利3%以上の配当があると高配当と呼ばれます
そして高配当株投資の特徴は基本的にインデックス投資とは真逆です
入口難しい、出口簡単
まるで日本の大学のように入学が大変で卒業が簡単なのが高配当株投資です
高配当株は銘柄選定とタイミングを見計らって買っていく必要があるのでとにかく買う時が一番難しいです
ネットや雑誌でよく出てくる高配当株ランキングとかを上位から買っていけばいいんじゃないの?
それは典型的な失敗パターンです!
ネットや雑誌に載っている高配当株ランキングの中には記念配当や一時的な株価下落等により高配当になっているだけで、今後も高配当であり続けるわけではない銘柄がたくさん混じっています
だったら高配当株投資でうまくいってる人と全く同じ銘柄を買えば楽勝だろ!
それもうまくいきません!
高配当株は何の銘柄も買うかももちろん重要ですが、それ以上に買うタイミングが重要です
アクティブ投資の大原則は安い時に買って高い時に売るです
上手くいってる人と全く同じ銘柄でポートフォリオを組んでも買うタイミングが違っていたら結果は全く別物です
じゃどう選んで買えばいいの?
詳しくは次回以降に解説しますが、簡単にいうと利益を出し続け簡単には減配しない株主還元の意思が強い企業を、できるだけ安い時に買う!ということです
難しそう〜、、、
一旦Netflix見ようっと
一方インデックス投資と比べ出口は簡単です。年に数回決められた月に配当が振り込まれるので迷わず全部使えます。そして一度買った株は基本的に売りません(会社の方針の変更や減配が目立ってくると売ることもあるので動向はチェックし続けます)
日々の生活が豊かになる
インデックス投資と違って配当は全部使ってもまた入ってくるので、躊躇なく使えます。シンプルに年収が増えるのと同じです
多くの企業は年2回の配当なので、会社で年2回ボーナスがでている人は年4回にボーナスが増える感覚です。ボーナスで旅行に行ったりブランド品を買ったりと楽しみにしている人はこの楽しみが増えると思ってください
資産を増やそうと思ったらインデックス投資に劣る
配当や利益も再投資をしてるインデックス投資に比べ、どっちが最終的にお金が増えたかの勝負では劣ります。とにかく資産の最大化が正義だという人には不向きです
少し話はそれますが若い時の1万円と老いてからの1万円は同じ価値なのか?という疑問があります。インフレは別として、物欲や活力がみなぎっている若い時の1万円は、もしや老いた時の10万円くらいの価値があるのでは?と思ったりもします。今のお金を取るか、将来のお金を取るか永遠に答えの出なさそうな興味深いテーマです
経済の勉強になる
銘柄選定時もその後の定点観測時も企業のことを調べ決算資料を読み、業界の未来に関わる情報には日々敏感になるので自然と勉強することになります
値上がりも十分期待できる
基本的に高配当銘柄は今後急成長を遂げるようなイケイケ企業ではなく、成熟した老舗企業が多いです
ただそれでも買うタイミング次第では値上がり益も十分期待できます
配当をもらいながらのんびりと値上がりを待てるのも高配当株投資の魅力の一つです
まとめ
インデックス投資は資産を増やすため、高配当株投資はキャッシュフローを増やすための投資です
どちらも優劣は付け難く、長い人生においてはどちらも重要な要素なのでどちらもやれるがベストです
ただ難易度的には高配当株投資の方が難しいので、迷う人や投資初心者にはインデックス投資をおすすめします
難しいとは分かっていても夢の配当金生活には憧れるわ
そんな人たちのために、次回以降具体的な高配当株投資の手法について解説していきますのでお楽しみに!
コメント