子供が産まれて子供の教育資金について考えるようになったけど、どうやって貯めていけば良いんだろう、、、
自分の老後資金はどうやって貯めていけばいいんだろうか、、、
投資をしながらできるだけ効率よく貯めていきたいな、、、
今回はライフイベントの王道でもある子供の教育資金と老後資金の貯め方について独立FP歴10年の僕が解説します!
✔︎記事の内容
- 教育資金はいくら必要なのか
- 教育資金の貯め方(投資信託か生命保険を使う)
- 奨学金活用法(教育資金が用意できてる人も使った方がいい)
- 老後資金はいくら必要なのか
- 老後資金の貯め方(基本は教育資金と同じ)
- まとめ(教育資金と老後資金合わせて毎月4〜5万円円貯金していけば目処がたつ)
教育資金はいくら必要なのか
【高校】
文部科学省の学校基本調査情報によると、入学金や施設費、授業料等3年間で公立高校が約70万円、私立高校が約220万円となっています。そこから就学支援金を差し引くと、公立高校が約30万円、私立高校が約80万円の実質負担額となります
【大学】
入学金や施設費、授業料等4年間で国公立大学が約250万円、私立大学が約400万円となっています
【番外編〜慶応の幼稚舎から大学まで〜】
学費だけで2,000万、その他寄付金等も合わせると総額2,500〜3,000万かかります。ちなみに慶応は大学よりも幼稚舎の方が高額で800万円かかります
幼稚舎から800万も払っていたら、慶応だけに家計が一発K.O.ですね!
くだらない事言ってんじゃないよ
教育資金の貯め方(投資信託か生命保険を使う)
義務教育や高校の学費は就学支援金等もありそれぞれ数十万あれば足りるので、今回は事前に貯めておかないと間に合わなそうな私立大学費用の400万円を例にした具体的な貯め方です
前提条件は30歳男性が子供(0歳)のタイミングで貯め始めた場合です
①投資信託を使う
運用利回り4%の場合、毎月12,675円、総額2,737,708円の支払いで私立大学費用の400万が用意できそうです。
投資信託を使う場合は、税優遇のある積立NISAを使って毎月積立ていきましょう。おすすめ証券口座や商品は下記記事を参照ください
投資信託を使う場合、理解しておかないといけないのが将来の不確実性です。シミュレーションの年利4%はあくまで過去の実績から期待できる運用利率であって、これから始める人の将来を約束するものではありません。運用期間が15年以上の長期になればなるほど右肩上がりに資産が増えていくだろうと言われているインデックスファンドとは言え、確実ではないということは理解しておきましょう
②生命保険を使う
万が一に備て入る生命保険ですが、貯蓄機能や運用機能もあるので資産形成にも使えます
詳しい使い方は下記記事を参照下さい
生命保険の中でも一番貯蓄性と運用性に優れている外貨建て終身保険の10年払いを使った場合、毎月約29,000円、総額約348万円の支払いで私立大学費用の400万が用意できます(※具体的な保険会社名や商品名は立場上明記できないので、もし検討したい方は直接ご連絡ください)
生命保険を使う場合、理解しておかないといけないことは途中で気が変わったり、支払えなくなったりで10年未満で解約すると元本割れします。投資信託と比べると予定利率の最低保証があり、将来使える金額もある程度約束されていて、当然万が一死亡した場合は保険金も出るので、リスクを抑えより確実に資産形成したい人に向いています
奨学金活用法(教育資金が用意できてる人も使った方がいい)
うちはお金あるからわざわざ奨学金を借りる必要なんてない!
そんな人でも借りた方が得になることがあります。僕はすでに教育資金の目処が立っていますが、子供が大学に行ったら迷わず満額奨学金を借りようと思っています!(子供いないけど)
悪のイメージの借金ですが、使い方次第ではお得です。詳しくは下記記事を参照下さい
簡単にいうと、借金の金利よりも高い利回りで運用できるなら借金して運用したほうが得という理屈です
1%で借金して4%で運用できれば、差額の3%分増えるということです
奨学金は借金の中でもかなり低利の部類に入ります。うまくいけば無金利で借りられます。とは言えいつでも借りられるわけではなく、子供が大学生の間の期間限定です。この期間だけ特別に低金利で貸してくれるボーナス期間なわけです
無金利で借金できるチャンスは、数ある借金の中でも奨学金だけです!
運用の他に借り換えにも使えます
例えば車を5%の自動車ローンで買っていたとしたら、奨学金を借りて自動車ローンの返済に充てれば実質低利のローンに借り換えてるのと同じです。ショッピングローンやカードローンがある人は金利が15%とかかなり高金利なはずなので更に効果的です
老後資金はいくら必要なのか
どんな暮らしがしたいのか、年金はいくらもらえるのか、退職金はあるのか、家は賃貸なのか持ち家なのかと様々なケースがあるのでより正確に把握したい場合は各自の設定に照らし合わせてシミュレーションすることになりますが、僕はそんな遠い未来のこと考えてもどうなるか分からないのでざっくりと把握していれば良いと思っている派です
よって、老後の準備資金は以前話題にもなった2,000万円を前提にしていきます
老後資金の貯め方(基本は教育資金と同じ)
前提条件は30歳男性が60歳までに2,000万円貯めるという設定です
①投資信託を使った場合
運用利回り4%の場合、毎月28,816円、総額10,373,901円の支払いで老後資金2,000万が用意できそうです。
投資信託を使う場合は、iDeCoか積立NISAを使って毎月積立ていきましょう。iDeCoについては下記記事を参照ください
どちらも税の優遇がありますが、毎月の掛け金も所得控除になり最終的に使うタイミングでも退職金控除が使えるので老後資金の確保にはiDeCoが向いていますが、60歳まで使えないというのがデメリットです。独立願望がある人にとってはかなりのデメリットなので積立NISAがオススメですが、会社員として老後まで働くつもりの人にとってはメリットの方が上回ると思うのでiDeCoがオススメです
②生命保険を使う
教育資金同様、一番貯蓄性と運用性に優れている外貨建て終身保険の10年払いを使った場合、毎月約10万円、総額約1,200万円の支払いで老後資金2000万が用意できそうです。結構増えるとは言え、やはり10年払いなので月々の支払いは正直高いという印象です
生命保険を使うメリットは死亡保険金が出ることと、投資信託よりも確実性があるということです。
遺族に迷惑をかけないように自分が亡くなった場合のお葬式代は用意しておきたいという思いに対しては保険金が魅力ですが、運用の面ではかなり長期なので投資信託で運用してもデメリットがあまりないので、実際にはお葬式代の確保になる程度の保障で生命保険を使い、残りの部分は併用して投資信託を使うのがいいと思います
ちなみに生命保険は解約して解約返戻金として使う以外に、契約者貸付を使えば解約せずに死亡保障を残したまま使うこともできます
まとめ(教育資金と老後資金合わせて毎月4〜5万円貯金していけば目処がたつ)
以上を踏まえまとめると
- 教育資金400万円は投資信託を積立NISAで積み立てていく場合毎月12,675円、生命保険の外貨建て終身保険10年払いで積み立てていく場合毎月29,000円
(投資信託と生命保険を半分ずつ併用もあり)
- 老後資金2,000万円は投資信託をiDeCoか積立NISAで毎月28,816円
合計毎月4〜5万円を貯金していけば教育資金と老後資金の目処が立ちます
目処が立ったら無駄に将来に対して不安になる必要はないので、全力で毎月の暮らしに集中しましょう!
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