最近話題のweb3.0って何?自分達にどう関わってくるの?

最近話題のweb3.0って何?

今回もややこしい専門的な話は抜きにして、居酒屋でドヤれる程度の簡単やつで頼むよ

FP茂田
FP茂田

毎度のごとく居酒屋トークで使えるよう簡単に解説します

✔︎記事の内容

  • web3.0とはインターネット世界の進化の段階や世界観を表す言葉
  • web1.0とweb2.0の歴史
  • 便利なweb2.0に不満をもつ人たち
  • ブロックチェーンがもたらす分散型のインターネット世界web3.0時代へ
  • 我々の暮らしにどう影響する?
  • web3.0での覇権争いにおいて現状の日本はかなり不利

 

web3.0とはインターネット世界の進化の段階や世界観を表す言葉

web3.0とはインターネットの進化を段階的に表現する言葉で、インターネット第3ステージみたいな感じです

第3ステージは主にブロックチェーン技術を使った分散型の世界観です

ブロックチェーンについての解説は過去の記事を見てください

最近よく聞くNFT、メタバース、Web3.0を理解するための基本のき【ブロックチェーン編】
最近NFTとかメタバースとかWeb3.0っていう言葉をよく聞くんだけど一体何? FP茂田 今回はNFT、メタバース、Web3.0を語る上での大前提の知識として「ブロックチェーン」について解説します。NFT達は次回乞うご期待! ネットで検索し...

 

そもそも第1、2ステージすらあるの知らなかったわ

FP茂田
FP茂田

大丈夫です!僕も知りませんでした!

web1.0とweb2.0の歴史

web3.0を理解するためにはweb1.0と2.0を時系列的に理解するのが早いです

web1.0(1990年〜2000年)

インターネットが世の中に誕生したのは今から約30年前の1990年頃です

当時パソコンといえば文章作成することくらいしかできなかったワープロでしたが、インターネットが誕生したことにより電話回線を通じてホームページにアクセスできるようになりました

当時はこれだけでもかなり革新的でしたが、今と比較するとテキストだけのwebページを一方的に受信するだけで、写真や動画を見ることもこちらから何かを発信することもできませんでした

そして情報の保管や管理はサーバーをメインに使っていました

電話回線使うから、電話代かなりかかるし、表示するまでに時間かかるし、よくフリーズするしで正直全然便利とは言えなかったね

web2.0(2000年〜現在)

インターネットが革新的だったものの、web1.0時代はまだまだ使い勝手が悪く普及するまでにはいくつもの問題がありました

そこから徐々に問題が解決されていき、テキストだけの情報から写真や動画にもアクセスできるようになり、一方的に受信することしかできなかった情報も今ではSNSを通じて誰でも気軽に発信できるようになりました

そして情報の保管や管理はサーバーからクラウドというインターネット上の管理システムに移行していきます

そしてこのクラウドを制した企業が資本主義においての世界を制していきました

現在のGoogle、Amazon、Facebook、Appleです

何でクラウドを制すると世界を制することができるの?

FP茂田
FP茂田

みなさんの検索履歴や購買データが大量に蓄積されていくことにより、みんなが何を欲しがっているのか簡単に把握できるようになり、商品が格段に売りやすくなるからです

例えばみなさんがAmazonでたくさん買い物をすることによって、今何が売れているのか、多くの人は何を欲しがっているのかがAmazon側は簡単に把握できます

そしてAmazonは他社が出している売れ筋商品と似たような商品を自社で作ってもっと安く販売しています

いつも買っている商品と似たようなものがAmazonで安く売っていたら、よほどのこだわりがない限り安い方を買いますよね?

 

クラウドを制する利点は直接的なセールスの他に広告業としても超有利に働きます

広告を依頼する企業はなるべく自社商品を欲しがってくれる顧客をより多く抱えている企業に依頼します

クラウドを制した企業は圧倒的顧客数の中からピンポイントに広告を打つことができるのです

よくGoogleやFacebook、インスタ、Twitter、YouTubeは無料なのに何であんなに稼いでいるの?っていう人がいます

実はGoogleは検索エンジンの会社と思いきやメインは広告業です

Facebook、インスタ、Twitter、YouTubeも同様にSNSの会社と思いきやメインは広告業です

無料で多くの人に使ってもらうことにより、クラウドで膨大な顧客データを囲い込み多くの企業から広告の依頼を受けているわけです

最近GoogleやAmazonが俺の興味があるものをやけにオススメしてくるから、なんか変だなと思ってたんだよ

みなさんが日々Googleで検索し、外食やショッピングを楽しみ、その様子をインスタにアップし、暇さえあればYouTubeを見ていることにより今何に興味があり何を欲しているのか大体把握されているわけです

 

なんか監視されてるみたいでとても不気味だけど、それら無しの生活は考えられないわ

 

便利なweb2.0に不満をもつ人たち

SNSの発展によりエンタメ、情報収集、人とのつながり方、お金稼ぎ、影響力と様々なものが変化してきました

しかしこんな便利なものに不満を持つ人たちが一部います

それは影響力のある情報発信者と、web2.0時代に覇権をとった企業に対して下剋上を狙う企業です

影響力のある情報発信者はSNSを通じて日々自分の考えや作品を発信しています。そしてその内容にファン=フォローワーが付きます

これらの発信やフォローワーは、現代において商品や資産そのものと言ってもいいです

しかしこれらが運営元の都合で消されたり、アカウント自体が凍結されてしまうことがあります

長年かけて育ててきたアカウントが一瞬で消えてしまうのです

有名な例として2021年に当時アメリカ大統領だったトランプさんのTwitterアカウントが永久凍結されました

こうした事実から、影響力のある情報発信者は運営元の顔色を伺いながら日々発信をしています

果たしてこれが表現の自由と言えるのか?

つまり個人の作品や商品やフォローワーは実質的にはその人のものではなく、運営元の支配下にあるということになります

そしてweb2.0の世界で覇権をとった企業は膨大な顧客データをクラウドに持っているので、新参者は全く太刀打ちできない状況に今なっています

 

こんな不満によって生まれたのがweb3.0です

ブロックチェーンがもたらす分散型のインターネット世界web3.0時代へ

web3.0はブロックチェーンを主体としてサービスが作られています

ブロックチェーンの思想は国家や巨大な中央集権的な権力の支配を受けない分散型の管理システムです

巨大な国家やプラットフォーマーの呪縛から逃れたいと考えた人たによって、ブロックチェーンを使った多くの仕組みが生まれようとしているのが現在というわけです

web3.0の代表的な仕組み

それは過去のブログでも解説してきたビットコインを代表とする暗号資産やDeFiやNFTやメタバースです

  • 国家の支配を受けないお金→ビットコイン
  • 金融機関の支配を受けない金融→DeFi
  • プラットフォームの支配を受けない作品→NFT
  • 誰からの支配も受けない仮想空間→メタバース

どれも中央集権的な管理ではなく分散型管理のブロックチェーン上に作られた仕組みです

我々の暮らしにどう影響する?

みなさんが一番気にすることだと思いますが、正直ほとんどの人にとってはあまり影響ないです

というのも、管理者が中央集権的か分散型かというのはサービスの裏側の話なので実際に普及する頃には何も意識せずに使っていると思います

web2.0に不満を持ちweb3.0に移行しようという人はインターネットを使ってお金を稼ごうと考えている人や国家です

打倒Google、Amazon、Facebook、Appleと心を燃やす志高き起業家や、それらを有するアメリカに負けまいと闘志を燃やしている国がこのインターネット時代の大きな変化のタイミングに種を蒔いているのです

web3.0での覇権争いにおいて現状の日本はかなり不利

実は日本もアメリカに負けまいと闘志を燃やしている国の一つで、web3.0事業を国家戦略に盛り込んでいます

特に多くの優秀なクリエイターがいる日本ではNFT事業との相性が抜群に良さそうで、国の成長戦略の一つとして注力しようとしています

しかし現状の日本の税制ではかなり不利です

日本の法人税制は暗号資産を売却しなくても、保有しているだけで課税対象として税金がかかる仕組みになっています

web3.0を事業とする企業は、基本的に自社で暗号資産を発行して報酬の支払いなど様々なことに使いますが、この暗号資産を持っているだけで課税されてしまうのです

つまり多額の暗号資産を持っていたとしても、税金は暗号資産ではなく現金で払わないといけないのです

起業したての会社ほど、多額の暗号資産はあっても現金はあまりないものです

これがあることにより日本で法人を作りweb3.0事業するのはかなり不利と言えます

実際に打倒Google、Amazon、Facebook、Appleを企む志高い日本人web3.0経営者がいますが、日本での起業を諦め税制の有利なシンガポールで起業しました

現状の税制を変えない限りこの流れは止まらないでしょう

まとめ

  • web3.0とはインターネット世界の進化のフェーズを表現する言葉
  • web1.0は文字を見るだけ、管理はサーバー
  • web2.0はSNSを中心とした写真や動画も双方向に発信できる世界、管理はクラウド
  • 一部の巨大なIT起業に世界が牛耳られている
  • それに不満を持つ志高い国や起業家が支配から逃れるためにブロックチェーンを活用した世界web3.0を形成中
  • web3.0はビジネスを仕掛ける人にとっての注目であり、ユーザーの我々にはあまり影響なし
  • 今の日本の税制では志高い起業家はみんな海外へ行ってしまう

 

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