最近NFTが話題だけど一体何の?僕の暮らしにどう影響するの?
少し調べてみたけど、難しい言葉ばかりですぐに読む気が失せたわ!
居酒屋で少し話せて知識人っぽく見えれば十分だから、難しい話は抜きでそこら辺頼むよ?
なるべく専門的な言葉を使わず簡単な表現で解説するので、読み終えた頃にはきっと居酒屋トークくらいはできるようになってるはずです!
✔︎記事の内容
- NFTとは何のか【唯一無二の証明がされたデジタルデータ】
- なぜこんなにも話題になっているのか【なんか儲かりそうだから】
- 自分達の暮らしにどう影響するのか【ほとんど影響ないけど、ゲームで関わるかも】
①NFTとは何のか?
Non Fungible Token( ノン、ファンジブル、トークン)の略で、和訳すると非代替性トークン、かえの効かないものというイメージです
一言でいうと唯一無二だと証明されたインターネット上のデジタルデータです
おいおい、話聞いてんのか?
早速訳わからないじゃねーかよ!
まぁまぁ落ち着いて!
イメージしやすいよう、身近な例で説明していきます!
まずはいきなりデジタル世界の話の前に、現実世界での野球ボールを例に説明していきます
野球ボールはスポーツ用品店に行けばどこでも手に入ります。使っていて劣化したり無くしたりした場合はまた新しく買い変えることができます。これは言わばファンジブルな状態、替えがいくらでも効く状態です。
では、大谷くんがプロになって初めて打ったホームランボールはどうでしょう。しかも直筆サイン入りです。こうなると同じ野球ボールでも替えなの効かないボール、ノンファンジブルなボールになります
そしてこれが世界でただ一つという本物の証明は、実際にサインしている映像や証明書を付けることによりされます。見た目だけ似せたコピーや偽物が出回る可能性があるので、その証明がセットになり、始めてただの野球ボールからめちゃくちゃ価値のある世界でただ一つの宝物になります
ホームランボールに限らず見た目だけ似せたコピーや偽物と区別するために、現実世界のものは主に鑑定書や証明書や権利書やシリアルナンバーで本物の証明をしています
これと同じようにインターネット上のデジタルなもの、例えば画像データや音声データやテキストデータに証明書やシリアルナンバーを刻んだものが替えの効かない唯一無二の作品、NFT作品というわけです
①−1どうやってデジタルデータに証明書を付けるの?
ブロックチェーンに記録します
ブロックチェーンって前回解説してた、NFTとかメタバースとかの基本のきだろ?少しは覚えてるぜ!
ブロックチェーンの詳しい解説は前回の記事を読んでもらうとして、簡単にブロックチェーンの特徴をおさらいします
✔︎ブロックチェーンの主な特徴
- ブロックチェーンはインターネット上の情報管理システム
- 記録したデータは変更、改ざん、削除ができない
記録したデータの変更、改ざん、削除ができないという点がデジタルデータを証明するのに有効というわけです
実際にはいつ、誰が作ったのか。そしてそれが誰から誰の手に渡ったのか、というデータがブロックチェーンに記録されます
②なぜこんなにも話題になっているのか
NFTが何のかは大体分かったけど、これが何でこんなに話題なの?
仕組みがすごいとか将来性があるとか色々言われてますが、本質的にはとてもシンプルな理由です
なんだか儲かりそうだから!!
実に人間らしい欲に忠実な理由です。
実際既にかなり高額な値段で取引さたNFT作品がいくつかあるので紹介します
①Twitterのツイート
↑このツイートはただのツイートではなく、Twitter創設者のジャックドーシーの一番最初のツイートをNFT化したもので、落札価格は約3億6千万円です
②デジタルアート
↑こちらはビープルというNFTアーティストの「エブリデイズ:最初の5000日」という作品です
5000枚のデジタル画像を組み合わせたデジタルアートで、落札価格は約75億円です
↑こちらは8歳の少年が自由研究で描いたデジタルアートで、NFTにして売ってみたら約240万円で落札されました
有名人だけが儲かるというわけではなく、我々いち庶民も含め誰にでもチャンスがあるというのがより一層話題性を生みます
②-1 なぜ高額な値段がつくのか
高額な絵画や骨董品やフィギアやレアカードと同じで、人間の所有欲を大いに刺激してくるからです
デジタル世界での第二のモナリザやブルーアイズホワイトドラゴン探しに、多くの人が夢を馳せているわけです
②-3 どこで売買できるの?
NFTマーケットプレイスです。物の売買をアマゾンや楽天やメルカリでするように、NFTの売買も専用のマーケットがあります
今世界最大のマーケットプレスはOpen Seaです。そして国内では暗号資産取引所で有名なコインチェックがNFTマーケットを運営していて、他にもたくさんの企業が参入しようとしているので、今後どんどん増えてくると思います
③自分の暮らしにどう影響するのか
皆さんが一番気になることだと思いますが、正直NFTを知らなくても実生活において影響することは何一つないと思います
NFTは完全に娯楽の世界です
それでは話が終わってしまうので、そんな中でも今後皆さんが関わることがありそうな事例をいくつか紹介します!
③-1 ゲームのキャラクターやアイテムをNFTとして所有する
ゲームはボードゲームから始まり、ファミコンやプレステ等のTVゲーム→インターネット上のネットゲーム→ブロックチェーン上のゲームと変化してきました
そしてゲームとの関わり方も同時に変化してきています
TVゲーム時代は自分一人かその場にいる人達でプレイすることしかできなかったのが、今のネットゲームやブロックチェーンゲームではその場にいない世界中の人とプレイが可能になりました。
そしてその変化とともにゲーム内で使われるキャラクターやアイテムの交換も簡単になりより活発になっていきました
通信ケーブルを繋いで対戦したり交換したりしていたポケモン時代が懐かしいですね!
ブロックチェーンゲームではゲーム内のレアキャラやレアアイテムをNFTにして売ることができます
ゲームでお金を稼ぐ時代の到来です。こうなると親子の会話も変化します
「ゲームばかりしてないで、勉強しなさい!」と親から怒られていたことが
「勉強なんてしてないで、もっと稼げるように真剣にゲームに取り組みなさい!」と言われるようになります
③-2 NFT所有者限定のコミュニティやイベントや特別席がある
現実世界では〇〇のカードを持っている人限定のセールや、〇〇会員限定のイベントがよくあります。これと同じように〇〇NFTを持っている人しか参加できないコミュニティやイベントが既にたくさんあります
また〇〇NFT所有者限定の特別シートとかもあります
こんな世界もまた人間の所有欲や優越感を刺激します
③−3二次流通でもクリエイターやアーティストが稼げるようになる
これはクリエイターやアーティスト以外の皆さんには直接影響というわけではないですが、間接的に関わってきます
例えば今までは本を読んでいらなくなったらブックオフで売って、ブックオフが他のお客さんに販売して儲けるという流れでした。
この場合、本を書いた作家さんにとっては、初めに本を買ってもらった時(一時流通)しか儲けにつながらず、ブックオフが販売した二次流通時には何の儲けにもなりませんでした。
これをNFT本にして販売すると、二次流通三次流通と人から人へ転売されるたびに報酬が入るようにできます
他にも例えば、1万円で販売したアートが後程価値が上がり100万円で取引されてもアーティストには一円も入らなかったものが、NFTアートとして販売すると100万円の〇〇%が報酬として入るようになります
音楽、アート、物書きの世界で新たなビジネスチャンスが生まれたということです
まとめ
- NFTとは唯一無二だと証明されたインターネット上のデジタルデータ
- ブロックチェーンに記録し証明をする
- なんか儲かりそうだから話題になっている
- 実際に高額で取引された実績が既にある
- 有名人以外の我々いち庶民にもチャンスがある
- NFT専用のマーケットプレイスで売買されている
- ゲームのキャラやアイテムをNFTとして所有し売買できる
- NFT所有者限定のコミュニティやイベントがある
- クリエイターやアーティストが二次流通でも稼げるようになる
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