最近話題のメタバースって一体何?
今回も小難しい話は抜きで、居酒屋トークレベルで頼むよ!
分かりやすく解説しながら、しっかり皆さんを居酒屋で知識人っぽく見られるレベルに引き上げますよ!
✔︎記事の内容
- メタバースってなに?
- なぜ最近話題なの?
- 自分達にどう関わってくるの?
- メタバースが期待される理由
メタバースってなに?
ざっくり言うとインターネット上の仮想空間で何かやることです
さすがにざっくりしすぎだろ!
そもそもメタバースという言葉自体、越えるとか超越という意味のMetaという単語と、宇宙という意味のUniverseという単語が組み合わさった造語で、特に明確に定義されている訳ではありません
なので「メタバース=現実世界ではないインターネット上の仮想の世界でなんかやること」くらいのざっくりとした理解で現時点では全く問題なしです
ただこれだけだとイメージしにくいと思うので、具体例をいくつか紹介します
メタバースの世界観が描かれた代表例
【映画】
- 竜とそばかすの姫
- サマーウォーズ
- マトリックス
- ソードアートオンライン
【ゲーム】
- ファイナルファンタジー14
- フォートナイト
この辺の映画やゲームを知っている人はなんとなくメタバースの世界観がイメージできると思います
どれも共通して現実世界ではない仮想空間で遊んだり戦ったりします
今まではSF映画やゲームとしてのフィクションの世界だったものが、いよいよ現実化してきています
結構前からあった気がするけど、何で最近話題になったの?
なぜ最近話題なのか?
大きく3つの理由がありますが、一番の理由は何と言ってもFacebook社の社名変更です
あのSNSで有名なFacebookが2021年に社名をMetaに変更し、CEOのザッカーバーグさんが
「2025年までにSNSの会社からメタバースの会社に生まれ変わる」と宣言しました
そのことにより多くの人が一気にメタバースに関心を寄せたわけです
Facebookの理念である「人と人を繋ぐ」を今までは写真や文字を中心としたSNSでやってきましたが、今後はメタバースの世界で実現しようと考えているのです
2つ目の理由は仮想通貨とNFTの出現です
(NFTの詳しい解説は過去記事を参照ください)
実は20年以上前から、セカンドライフという仮想空間で土地や物の売買をしながら快適な居住空間を作っていくというオンラインゲームが既にありました
(画像はセカンドライフからお借りしてます)
セカンドライフではゲーム内通貨で土地や物の売買が行われますが、次第に現実世界で直接プレイヤー間で交渉しお金のやり取りが行われるようになりました。しかし、当時は決済機能が今ほど整っていなかったので振り込みによるトラブルも多発し、運営側もゲーム内通貨以外での直接取引を禁止するようなりました
すると大きなお金は動きにくくなり、盛り上がりも徐々に衰退して行ってしまいました
しかし最近ではインターネット上でお金のやり取りをする仮想通貨や、所有権の証明ができるNFTの出現により安心してアイテムの売買が可能になり巨額なお金も動くようになり話題性が生まれています
またセカンドライフのゲーム内通貨はそのゲーム内でしか価値を持ちませんでしたが、メタバースでは仮想通貨が使われるので、他のゲームでも使えるし、取引所を介して円やドルなどの法定通貨に交換ができるというのも非常に大きなメリットです
3つ目の理由がコロナです
世界中で行動や人との接触を制限されたことにより、家にいながら人と直接接触することなく他者とコミュニケーションを取ったり一緒に何かを楽しんだりできないかとみんなが模索をしていました
そんなご時世にメタバースはピッタリです
自分達にどう関わってくるの?
多くの人にとってメタバースの入り口となるのは、おそらくゲーム、エンタメ、お金儲けの三つです
ゲーム
今までは複数の人たちと一緒にゲームをする場合、みんなで同じ場所に集まり同じ画面を共有しながら複数のコントローラーでプレイしていましたが、メタバースでは別々の場所からインターネットを通じてアクセスして複数人で同時プレイできます
更に今までのゲームでは誰かが電源を切ればそのゲームの世界は消えますが、メタバースでは電源を切った人だけがいなくなるだけで、そのゲームの世界は永続的に存在し進み続けます。そしてまた入りたいタイミングで時が進んだ状態から入ります
見知らぬ世界中の人たちとゲーム内で知り合い、ゲーム内の自分のキャラクターを通してコミュニケーションをとりながら共通のミッションをクリアしていきます
エンタメ
メタバース内でアーティストがライブをすることができます
仮想空間内の東京ドームのようなライブ会場に世界中の観客が同時接続をし、アーティストの分身(アバター)がステージで歌って踊るのをみんなで見ることができます
もちろんそのライブ会場に見にきている世界中の参加者と会話をすることもできます
更にVRゴーグルを装着することにより、目の前には3Dのよりリアルな空間が広がり本当にどこかのライブ会場に来たかのような臨場感まで味わえます
これは架空の話ではく、有名アーティストのアリアナ・グランデや米津玄師さんがゲームのフォートナイトで実際に行ったことです
(画像はフォートナイト、プレイステーションブログからお借りしてます)
映画「竜とそばかすの姫」で、主人公が仮想空間でライブをして多くの人を魅了しましたが、あれが実際に実現しています
お金儲け
まだまだ未成熟なメタバースの世界では新たなビジネスチャンスがたくさん生まれようとしています
その根幹になるのがNFTの売買です
メタバース内ではアバターと呼ばれるキャラクターが自分の分身となって活動します。そのアバターは性別や背格好、顔立ち、肌の色、髪型、服装と自由に設定できます
現実世界で洋服屋さんで服やアクセサリーや靴を買いファッションを楽しむように、メタバース内でもアバターにオシャレをして楽しみたいという人が大勢います
そのアイテムひとつ一つがNFTで売買されます
当然レアアイテムやブランド品や〇〇が使っていたアイテムとなればメタバース内でも高値で売買されます
するとメタバース内でのデザイナー、言わば3Dデザイナーという新たな職業が誕生します
他にも現実世界の土地に高値で売買される一等地があるように、メタバースの世界にも土地がありエリアによって価格が全然違います
現実世界で一等地をこれから買うのはほぼ不可能ですが、メタバース内ではまだまだチャンスがあります
そして買った土地に建物を建てることもできます。そうなると建築家が必要になるので、3D建築家という職業も誕生します
現実世界で飽和状態な職業でも、メタバース内ではこれからという職業がたくさん誕生します
メタバースが期待される理由
それは誰しも一度は思ったことのある、人生やり直したい願望ではないかと思います
あなたは今の容姿、性格、職業、性別、住む場所、家族や友達との人間関係に満足していますか?好きですか?愛していますか?
この問いに自信を持ってイエスと言える人って実はかなり少ないと思います
皆さんどこかに不満があったり、もっとこうだったらなと思うところがあるのが普通です
「自分を愛しなさい」なんて誰しも一度は聞いたことがあると思いますが、そんなの綺麗事だよ、できたら苦労しないよと思う人がほとんどではないですか?
心のどこかで人生やり直せたらなとか、生まれ変わったら〇〇になりたいとか誰しも一度は考えたことがあるはずです
それを可能にするのがメタバースです
仮想空間の中では容姿も性格も好きにデザインされたアバターが、もう一人の自分として自由に活動できます。人生一度きりと思いきや、メタバース上で二度目の人生を生きることができます
まだまだ発展段階なので世間に浸透するには時間がかかるかと思いますが、なんとなく多くの人が潜在的に可能性を感じると思いませんか?
陰キャな学生時代から脱却するため社会人デビューを試みたけど、当時の私を知る知人に見事に阻まれ絶望していたところだわ。メタバースデビューならいけるかも!!
経済においても、すでに完成された都市に新たな価値やサービスを創ることはほぼ不可能ですが、まだ開発されていないこれから栄える可能性のある空間に、大きなビジネスチャンスを見出すことはできるかもしれません
まとめ
- メタバースとは越えるという意味のMetaと宇宙という意味のUniverseを組み合わせた造語で、現実世界ではないインターネット上の仮想空間で何かやること
- 昔からあったが、Facebookの社名変更と仮想通貨やNFTの出現とコロナによって近年注目が集まった
- ゲーム、エンタメ、お金儲けを入り口として我々も今後関わる可能性あり
- 自分の分身(アバター)を通して、自由に第二の人生を生きられる可能性あり
- まだまだ未開拓分野なので大きなビジネスチャンスあり
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