一年で最も引越しが多いこの時期
引越しって何かとお金がかかりますよね
そして荷造りや荷ほどき、引越し後の住所変更諸々とにかく面倒だと思います
しかし僕は2年に1回は引越します
更新したことありません
好きなんです引越しが
新しい街で新しいお店を開拓し新しい人と出会うのがいつも楽しみです
そんな多くの引越し経験から培った知恵を今回皆さんに伝授したいと思います!
引越しって具体的にどのくらいかかるの??
例)現在家賃10万円のお部屋から家賃15万円のお部屋にお引越し
入居費用 約71万
【内訳】敷金15万、礼金15万、前家賃15万、仲介手数料15万、保証会社費用8万、その他諸費用(鍵交換や室内抗菌)3万くらい
退去費用 約11万
【内訳】ハウスクリーニング費用4万、原状回復費用7万 ※どちらも敷金から相殺され差額分を支払います
だいたいこんな感じになるかと思います
具体的に節約ポイントを見ていきます
大前提多くの人が入居時も退去時も不動産屋さんの言われるがままに手続きを進めていると思いますが、交渉を必ずすることが節約するためには必須です
不動産屋さんも我々お客さんも立場は対等なので遠慮せずに交渉していきましょう!
ただしお部屋探しに限らず交渉は相手の立場を考えながら双方にメリットがある落とし所が重要なので、こちらだけの都合で一方的にただ安くしろの一点張りでは嫌がられるだけです
入居時節約ポイント
上記例にあげた費用全て節約できる可能性があります!!
敷金は費用というより一時的に預けるお金なので頑張って交渉するポイントではないと考えますが、その他は費用にあたるので積極的に交渉していきましょう
交渉するにあたりまずは立場とお金の流れを把握しておく必要があります
部屋探しを始めるにあたりまずはネットの検索サイト(スーモやホームズなど)で検索するのが一般的かと思います
その後問い合わせをして不動産屋さんに来店し物件を実際に見にいき契約となります
ではあなたのお部屋探しを手伝ってくれた不動産屋さんはどこで儲けると思いますか?
それが契約時に支払う「仲介手数料」です
この仲介手数料は家賃1ヶ月分を上限に売り手が自由に設定する事ができます
多くの不動産屋さんで家賃1ヶ月分としていることが一般的です
これ不思議に感じたことはありませんか?
家賃5万円の物件と家賃15万円の物件を案内する仕事量は同じなのに仲介手数料は3倍変わってきます
(実際は安い家賃帯のお客さんの方が内見する物件が多く決断までに時間がかかり仕事量は多くなる傾向にあるようです)
不動産屋さんの立場からすると家賃5万円のお客さんを3人契約しないと15万円のお客さん1人と同等の売上にならないという事です
ということは1Rや1Kよりも広めの間取りで高い家賃帯の場合は交渉の余地ありそうじゃないですか?
実は不動産屋さんの儲けはお客さんからの仲介手数料以外にもあります
それは物件を所有しているオーナーさんからの謝礼です
オーナーさんは物件の客付けをしてくれた不動産屋さんに家賃の0.5〜2ヶ月分の謝礼を払っている事があります
ということはお客さんからの仲介手数料を安くしてもしっかり儲かるということです
ただしこの謝礼は全ての物件のオーナーさんが出しているわけではないので交渉の際には注意してください
逆に仲介手数料が安くなる物件が希望なら、相談時にこの件を伝え対象物件から紹介してもらうのもありかと思います
(仲介手数料無料♪と看板を掲げている不動産屋さんはこの対象物件を中心に紹介しているということです)
次に礼金です
僕が一番払いたくないやつです
入居者からオーナーさんへ支払う謝礼です
お部屋を貸してくれてありがとうという事みたいです
確かに昔は部屋数よりも人口が圧倒的に多くオーナーさんの立場が強かったのでまだわかります
しかし今は立場が逆転しています
有り余る物件の中からあなたの物件を選んであげたのに何で謝礼を払わなきゃいけないの?( ・∇・)
逆にこっちが貰いたいくらいです
というわけで特に明確な理由があるわけではなくただなんとなく「昔からあるし周りもとってるみたいだからうちも取れるならとっておこう!」というわけです
礼金交渉の判断は不動産屋さんではなくオーナーさんの判断で有無が決まるので「礼金ゼロにしてくれるなら即決します」と交渉してみてください
すぐに入居者が決まるような人気物件では断られる事もあるかもしれませんが、空室期間が長い物件は早く埋めたいはずなので結構交渉に応じてくれますよ!
そして家賃もオーナーさんの判断なので「即決前提」で交渉してみると下げてくれる事もあります
次に保証会社費用です
保証会社はオーナーさんや物件を管理する管理会社の代わりに入居者から家賃の集金をしてくれて、かつ入居者が家賃を滞納した時に立替えや回収を代わりに請け負ってくれるので、オーナーさんや管理会社の立場からするととても活用したい仕組みです
売り手側にとって好都合なサービスをなぜ買い手側が負担しないといけないの?と僕は思ってしまいます
この辺を材料に交渉していくといいと思います
ゼロにならなくとも折半になったり、連帯保証人を指定すれば保証会社入れなくていい等なんらかの代替案を提案してもらえる事がありますよ!
最後にその他諸費用(鍵交換、室内抗菌費用)
その他諸費用はとても曖昧でどさくさに紛れて取られやすい項目なので具体的に何の費用か確認しましょう
例えば鍵交換や室内抗菌は支払っても実際に実施されているのか確認しようがないので、支払っても実際には何もやっていないケースはよくあります
特に室内抗菌は綺麗にハウスクリーニングされているなら何のためにやるのか結構謎です
なのでこの辺は気にならなければ鍵交換も室内抗菌もしなくていいのでと交渉すればなしにしてくれる事もあります!
入居時交渉ポイントまとめ
交渉に応じてくれたら即決するという意思表示が重要です
そしてあまりしつこく細かく追求すると、めんどくさい客で入居後も細かいことにクレームをつけてきて管理が面倒そう…というイメージがついて審査に落ちてしまう可能性もあるので、不動産屋さんやオーナーさんの立場も理解をした上で3者が喜ぶ形に落ち着けられるといいかと思います
続いて退去時の節約ポイント
退去時に原状回復するための床の補修費用や壁紙の張り替え費用、ハウスクリーニング費用を請求されることはよくあります
そういうものだと思い込み言われるがままに払ってしまう人も多いと思いますが、ここで簡単に承諾はせずに一度交渉してみましょう
退去時交渉の論点になるのが「原状回復」です
契約書に退去時ルールとして原状回復について書いてますので一読してみてください
曖昧で解釈に差がでそうな表現が目立ちます
まず大前提に住み始めた当初の状態に戻すわけではないということです
人が数年住めば床や壁紙が劣化していくのは当然ですよね?
一般的な住居としての使い方をした上でついた傷や汚れは経年劣化として原状回復の範囲には入らないと過去の判例が出ています
故意に壁を殴って穴を開けたり
スプレーアートをしたり
ボルタリングのボコボコを取り付けたり
はさすがに経年劣化とは言えませんが、家具や家電を設置していたことによる傷や汚れを補修や修繕費用として支払うのはおかしいという主張をしていきます
次にハウスクリーニング費用です
先ほどの原状回復義務として退去時に入居者がやるべきことは、自分の荷物を部屋から綺麗さっぱり無くすことです
なんども言いますが住み始めた当初の綺麗な状態に戻すことではありません
なのでハウスクリーニングは本来オーナーさんが次の入居者募集をするための費用なわけで退去者がそれを支払うのは筋が通りません
この辺を材料に交渉していきます
実際には管理会社との交渉になりますが最終的にはオーナーさんの判断なので、管理会社からオーナーさんに確認をとってもらい了承してもらえば払わずに済みます!
オーナーさんが了承してくれない場合は妥協点を探っていくことになりますが、納得が行かない場合は裁判へと発展させる事も可能です
入居者もオーナーさんも数万円のために裁判で真剣に争うというのは面倒なので実際にはほとんどそこまで発展することはないです
僕の経験では床や壁紙の補修費用は上記の主張で納得できないの一点張りで何とかなることが多いです
ただハウスクリーニング費用は納得行かないものの契約書に明記されているので受け入れられないケースが多いです
この契約書に書かれたハウスクリーニング費用さえも無効にできる法律もなくはないです
それを武器に主張してみてオーナーさんがすぐに屈してくれればいいですが、ここまでやると怒って戦闘態勢になるオーナーさんもいるので
「ハウスクリーニング費用も含め納得はできないけど、そこは契約時に主張しなかったこちらの落ち度として受け入れますので他の補修費用はなしにしてください」
と落とし所を持っていくとだいたい了承してもらえます♪
退去時交渉ポイントまとめ
入居時は審査落とされると困るのでほどほどにだが、退去時は強気で交渉すべし!!
オーナーさんは退去が決まると一刻も早く次の入居者募集をしたく長引くことを嫌うので粘り強く交渉し面倒だからもういいやと思わせたら勝ち!
以上引越し時の節約交渉術です
交渉と聞くと難しそう…苦手…と身構えてしまう人もいると思いますが、一言いって安くなったらラッキー♪くらいな気持ちで気軽にチャレンジしてみてください!
そのたった一言が数十万円の節約に繋がるかもしれませんよ
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