【独立FPが語る】金融商品の選び方

資産形成に関する質問をいただいたので今回はアンサーブログです!

 

Q.貯金を増やすためにどんな方法がいいかと本やネットで調べたところ、投資信託、年金保険やiDeCoなどたくさんありすぎてどれがいいのか分からないので教えください

 

 

A.結論からいうと目的によって手段は変わります。

そりゃそうだ!!というツッコミが聞こえてきそうですが、金融商品に限らずみなさん何か検討している時に忘れがちな考え方ですよね

 

目的の部分はみなさん自身の事なので今一度「何のために?」という質問を投げかけてみてください

具体的であればあるほど実現の可能性もグッと上がり、手段も選びやすくなります!

例えば子供が将来大学や専門学校に行きたいと志望した場合の学費の確保や老後資金の確保などと何となくの目的が見えてきたら、より想像を膨らませ具体的に何年後にいくら必要かなと試算をしてみてください

今の時代ネットで検索すればほとんどの事は簡単に分かるかと思います

 

正直何十年も先の将来なんて不確定といえば不確定なので大体いくらくらい必要かが見えてくればいいです!

 

 

次に手段です

資産形成して行く上での手段は本当にたくさんあります

そしてそれらを扱う会社もたくさんあります

 

今日はその中でもみなさんでも耳にしたことのある馴染みの方法の特徴を伝えていきたいと思います

 

☆定期預金

メリット:元本保証、流動性あり

デメリット:とにかく低金利

コメント:貯金の定番。タンス預金よりは微増して安全なのでただ保管しておきたい人や、今まで一度も貯金をしたことがなくこれから初めたい人は手始めに自動積み立てで資産形成の元手を作るのにオススメ。積極的に資産形成していきたい人には全く不向きだが、実は海外に目を向けると昔の日本のように金利10%前後の定期預金は実在する(興味がある方は信用できる海外銀行をご紹介しますの直接ご相談ください)

 

☆外貨預金

メリット:円建てより高金利、通貨分散、為替差益が期待できる

デメリット:為替手数料、為替差損の可能性、預金保護対象外

コメント:円建てとの金利比較で一見魅力的に見えるが円→外貨→円での為替手数料を考えるとかなり微妙である。為替変動リスクとリターンを天秤にかけても割に合わないと感じる。海外で外貨として使う頻度が多い人など外貨として持っておきたい人用で資産形成には不向きだと感じる。通貨分散で外貨を資産形成に組み込む場合は外貨建て生命保険をオススメする

 

 

☆生命保険

メリット:長期運用、死亡保障つき、節税、返戻金の確実性

デメリット:短期での運用、いつでも誰でも入れない

コメント:万が一に備えて入るものとしてのイメージが強いが、貯蓄性をうまく活用できると資産形成としてかなり効果的。銀行の預金金利に比べ保険会社の予定利率はかなり高く、長期での運用で威力を発揮する。反面短期での運用では元本割れしてしまう事も多く不向き。リスクもほとんどなく身近で扱いやすいので資産形成ビギナーにもかなりオススメ。貯蓄性のある保険といえば終身保険や養老保険、年金保険など種類が多くまたプランでかなり結果が変わってくるので何の保険に入るかよりも、誰から入るかが重要。健康状態や過去の傷病歴、職業などによって加入できない事もあるので入れるときに入るのが吉。

 

☆株式投資

メリット:高利回り高配当の可能性、NISAでの税優遇、気軽、優待

デメリット:損する可能性

コメント:ネットで証券口座を開設し、スマホアプリを使って少額から気軽に始めることができ、NISAによる税優遇もあるので積極的な運用を覚えていきたい人はスタートしやすい。私自身いくつか株は持っているものの、正直あまり積極的に運用していないので何も言えない。現在マンガ(インベスターZ)を読みながら勉強中である

 

 

☆FX

メリット:高利回りの可能性、気軽、高いスワップ金利

デメリット:損する可能性、税金高く優遇もなし

コメント:株式投資同様ネットから口座開設しスマホアプリで少額から気軽にスタートできる。外貨を持った場合に毎日付くスワップ金利が魅力。トレーダーのようにPC画面に張り付き短期間でたくさん売買をし利益を狙うイメージがあるが、長期でスワップ金利を目的としたなるべく時間をかけずかつ安全な方法を取れると資産形成での大きな武器となる(やり方をサポートしますので興味ある方は直接ご相談ください)

 

☆投資信託

メリット:プロにお任せ

デメリット:損する可能性、信託手数料、知識と経験が身につきにくい

コメント:投資先をプロに託すので投資に興味があるが自分で学んで投資対象を選択するのはちょっと…という人向け。儲かるかどうかはお任せしたプロ次第。うまくいっても、いかなくても他人次第なので長期的に資産形成の力もあまり身につかずあまりオススメしない。

 

☆iDeCo

メリット:少額からできる、様々な税優遇

デメリット:60歳まで使えない

コメント:みなさんが加入している国民年金や厚生年金とは別で、個人加入できる年金制度。月額5,000円からできる。魅力はその掛け金が全額所得控除され節税になる事。また他にも運用益や受け取り時にも税優遇されている。運用方針は選択できるが実際の運用先は定期預金や投資信託なので、自身で積極的に運用とまではいかないまでも、老後に向けて少しでもお得に資産形成していきたい人にオススメ

 

☆不動産投資

メリット:安定的な継続収入、節税、低利な銀行ローンが使える

デメリット:少額からは難しい、流動性乏しい、赤字の可能性

コメント:家賃収入はセミリタイアや老後の安定的な定額収入を得るのに誰もが魅力に感じる収入源の一つ。しかし買ってあとは何もしなくて毎月チャリンチャリンと思っている人は大火傷する可能性あり。ポイントは一つの「事業」と捉えて取り組めるかどうか。銀行ローンは会社勤めの方ほど受け易く逆に個人事業主はかなり厳しいので、サラリーマンの特権事業と僕は思っている。額が大きく当然リスクも伴うが知識や経験、専門家とのつながりでそのリスクは軽減できるのでお勤めの方で積極的な資産形成を考えている方はぜひ手段の一つとして検討し、今から勉強していくことをオススメする

 

 

☆仮想通貨

メリット:将来的に何倍にもなる可能性がる

デメリット:不確実性

コメント:過去にブログにも取り上げた今話題のやつ。多くの可能性は秘めているものの、やはりまだまだ不確実な部分も多く資産形成としては不向きと言わざる得ない。しかし社会がキャッシュレス化に向かって行ってることは事実で、将来的な実用性をふまえ今から少しだけでも保有し慣れて欲しい。値上がりした場合の爆発力はあるかと思うので、年末ジャンボ宝くじを買う予定の人は仮想通貨を買ってみてもいいと思う。ただしお試しの方はあまりマイナー通貨には手を出さず、ビットコインやイーサリアム辺りにしておく方がいいと思う

 

 

 

何となくそれぞれの特徴は見えてきたでしょうか??

目的が決まり手段の方向性が見えてきたらその分野のことを少し気になって調べると思います

 

そして思うはずです

 

 

 

 

結局どの会社のどれにすればいいんだーーー( ;∀;)

 

 

 

そうなんです。結局概要は掴めても具体的にここの会社のこの商品!と絞り込むのは不安だし分からないものです

なのでここから先は「中立な立場のプロ」に聞いた方が早いです

(例えば僕のような…( ゚д゚)

 

ポイントは「プロである」という事と「中立である」というこの2点です!!

 

お金の相談をする時にプロではなく詳しそうな友人知人に相談する人は結構多いですよ!

プロと素人の大きな差は知識差はもちろんですが、それ以上に責任の有無です

プロではない友人知人さんは親切に色々と教えてはくれますが、その発言に責任はとってくれませんよ!

 

そして次に多いのが保険会社や銀行、証券会社にお勤めの方への相談です

彼らはもちろんプロではありますが、会社に所属をしているので中立ではありません

当然自社の商品を提案することが仕事ですので、あなたに合っているかどうかは自社商品の中で合っているかという考え方になります

 

彼ら専門家の所へは具体的に何を買うかある程度決まってから行くところだと僕は思っています

 

 

僕の仕事は「中立なプロの立場で」みなさんの目標に対して責任を持って手段を提案する事なので気軽にご相談くださいね♪

コメント

  1. 相原哲夫 より:

    こんにちは、いつも助かっています、ありがとうございます

    ソフトバンク株、検討しています。
    証券会社から、案内がありました。
    繁田さんは、どのように思われていますか?

    • shigetatetsuya より:

      株もFXも考え方は似ていて、安く買って高く売るが基本です
      何の銘柄を買うかよりもどのタイミングで買うかが重要だと思っています!

      ソフトバンクなど知名度がある人気銘柄は安定性はあると思いますので長期保有で資産の減少を防ぐのにいいのかなと思いますが、値上がりを期待してキャピタルゲインを狙う事は僕はしないですね!

タイトルとURLをコピーしました