節約なんてするな

おいおい、いつも節約だの節税だの口うるさく言ってるFPが急に何言い出すんだよ

FP茂田
FP茂田

節約ってストレスたまらないですか?無駄使いは見直した方がいいけど、節約って労力とストレスの割に合わないからやめた方がいいと思いますよ!

最近物価上昇が激しいです。米の値段は倍になり水道光熱費も軒並み上昇。家賃の値上げ通知も珍しくなく、生活コストは目に見えて上がっています。もう100円でアイスは買えません

今回はそんな中で、節約なんてしても労力の割に合わないし家計改善も大して見込めない。やるべき事は無駄使いの削減と収入増ですよというお話です

無駄使いの削減=節約ではない

まず大前提無駄使いの削減と節約は明確に違います。

無駄使いとは使っていないのに払っているものやサービスです。そして節約とは生活に必要なのものや使うものを我慢したり薄めたり減らしたりグレードを下げたり、そこそこの時間労力をかけてわずかに安いものを求めたりすることだと思っています

無駄使いの具体例

  • 見ていないネットフリックス
  • 入会以来行っていないジム
  • 見ていないオンラインサロンやメンバーシップ
  • ほとんど着ていない服や靴
  • 以前ハマった趣味のグッツ
  • 行っても楽しいと思えない飲み会
  • 何となく惰性で入るコンビニやカフェ
  • 重複した保険、かけすぎた保険、備る必要のない保険

節約の具体例

  • 暑いのに我慢してエアコンつけない
  • 暑いのに設定温度を高くする
  • 肩までつかれないほどまでお風呂の湯量を減らす
  • ぬるいと思うほどまでお湯の温度を下げる
  • 数十円の差でスーパーをハシゴ
  • 洗剤を薄めて使う
  • ビールを発泡酒にする
  • ハイボールを角からトリスにする
  • 飲み物を家から作って持参する
  • おかずを一品減らす

上記のような節約方法は労力の割にストレスたまるし生活の質も下がる割に、節約できる額は微々たるものなのでやめましょう

趣味や娯楽の削減はあまりおすすめしない

惰性で何となくやっている趣味娯楽はやめてもいいですが、楽しめている趣味や娯楽を削るのはあまりおすすめしません。ここを削ると生存するためだけの暮らしになり生活が一気に楽しくなくなります。生活が破綻しない範囲内でどんどん楽しむべきだし、後に解説しますがここを追求すると収入増にもつながります。そして浪費や無駄使いと思っていたものが、収入を増やすための経費に変わります

収入を増やす2大手法

ある程度無駄使いの見直しができたら、ぜひ収入増に目を向けてください。収入増を狙うには大きく分けて転職か副業の2択です

会社員がまずすべきことは転職活動

転職するだけで年収が数百万上がるなんてことは今の時代普通にあるし、今の職場に満足していたり、このまま今の会社で定年まで働こうと思っている人も転職の活動だけはしておくべきだと思います。

自分の市場価値を把握し今の社内評価が正当なのかを知っておくといいですし、今後も今の会社に対する満足度や定年まで骨を埋める覚悟が揺らがないとは考えにくいです。

また、あなた自身の思いがいくら強くても、部署が変わり人が変われば快適な職場環境が地獄に変わることもありますし、定年まで働くつもりでも会社が合併したり人員削減したり無くなる可能性だってあります。それが会社員という働き方です

副業

次に副業です。やったことない人にとっては本当にイメージが湧きづらいと思います。

いろんな副業がありますが、オススメしたいのがどこかに努めて時給の仕事をするのではなく、直接物やサービスやスキルを売ることです。

しかもそれが自分の好きな分野や趣味でやっている分野であるとなおいいです。好きな分野ならそこにかける時間や労力が苦になりにくいし、追求も継続もしやすいので結果的にいいものが生まれやすいです。そして結果的にあまり稼げなかったとしても、元々好きで趣味としてやっていたわけで損した気分にはならないだろうし、何より今までただの浪費であった趣味がお金を生み出すための経費に変わります。これは本当に大きなことです。

赤字前提の話をしますが、今まで月に3万円趣味に使っていたとして、それをどうにかお金に変えようとした結果1万円稼げるようになったとします。赤字ではあるものの、家計的にはマイナス3万円からマイナス2万円に減ったことになります。たった1万円の変化ですが、試行錯誤を続けていけばもっと稼げる可能性付きです。

そして黒字化に成功し月5万円稼げるようになったとします。すると売上5万円から経費3万円引いた2万円の利益に対して税金を払うことになりますが、年間20万円未満の利益は無税なので税金も無視できる範囲です。

これがバイトで同じ月5万円稼ぐとなると労働のために時間を使い、税金も引かれることになります。同じ収入増でも世界が全然違ってきます

他にも家族に対する伝えやすさにもつながります。例えば趣味に時間やお金を使う時、夫や妻に少し後ろめたさを感じる人は少なくないと思います。これが収入増につながる仕事としてそこに時間お金を使うとなると少し違ってくるはずです。そして実際に収益を上げて家族にプレゼントでもしようものなら、今までは何となく咎められていた趣味に対して応援してくれるようになるかもしれません。この差は金額以上に大きなことではないですか?

この状態に持っていくためにも、お金を稼ぐためになんの副業をするかという視点ではなく、今の趣味や好きでやっていることでお金を稼げないかな?という視点をぜひ持ってみてください

今の時代は個人がお金を稼ぐためのプラットフォームがたくさんあるので、昔に比べ稼ぎやすくなってると思います

FP茂田
FP茂田

趣味をお金に変えるための具体的なヒントは次回以降の記事で解説します!

まとめ

生活コストが上がっている現在において労力に見合わずストレスが増すようなちまちまとした節約なんてやめて、使っていない無駄使いを見直したら転職や趣味や好きなことでお金を生み出せないかなという視点を是非とも持ってください

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