FPとしてクライアントさんにお会いした時にまずお話しするのが保険の考え方です
というのも一番身近な金融商品で一番損してる事が多いからです
このブログを見ている方はすでに一度は聞いた話ではありますが、忘れてしまっている人も多いみたいなので、いつでも思い出してもらいたくブログにまとめようと思います
そもそも保険に入ろう、入ったきっかけといえば
- 社会人になって会社から勧められた
- 保険会社勤務の友人に勧められた
- 親から勧められた
- 結婚を機に何となくそんな気になった
- みんな入ってるし不安になった
周りから勧められ何となく興味をもち保険会社の人や保険の窓口に話を聞きに行ったらあれよあれよという間に入ってしまった人がほとんどではないでしょうか
話を聞いた時はとても納得し理解したつもりですが改めて「何のために?」と考えてみると意外と目的はボヤッとしてるものだと思います
この「何のために?」という単純な部分こそが保険選びや他の金融商品選びにおいてかなり重要です
そもそも保険って必要なんでしょうか?
生命保険に入る代表的な理由を例に検証してみます
Q.なぜ生命保険に入るの?
A.万が一に備えて
結論から言います
備えなくて大丈夫です!!
安心してくたばってください♪
あなたが亡くなって悲しむ人はたくさんいると思います
果たして経済的に困る人はいるでしょうか?
いたとして具体的にどれくらい困るのでしょうか??
具体的にシミュレーションしてみます
誰も養っている人がいない人が亡くなった場合は検討する必要もなく誰も困りません
では家族を養っている人はどうでしょう
例)
夫 30歳会社員(最近家を買い住宅ローンあり)
妻 30歳パート
子供 2歳と4歳の2人
子供も小さく夫の稼ぎが一家の大半を占めていて更に住宅ローンの返済もありこのタイミングで夫が亡くなったらいかにも大変そうですよね
実際にこのケースで夫が亡くなった場合の収入
遺族年金 約120万/年
遺族厚生年金 約50万/年
パート収入 約100万/年
合計 約270万/年
更に住宅ローンは大抵契約時に保険に加入してるので契約者が亡くなった時点で完済されます
ということは家あり、ローン無しで毎月約23万円の収入があります
普通に生きていけそうだと思いませんか?
当然今まで通りというわけにいかないでしょう
生活水準は下がるかもしれません
けど生活はしていけますよね?
そうなんです。保険に入ってなくても大丈夫なんです
※家が賃貸だったら、死亡ではなく高度障害だったらなど重箱の隅を突きたくる気持ちは分かります。細かいことは割愛しますがこの国は国民に最低限の生活を保証していますのでご安心を!
重要なのでもう一度
保険は無くても大丈夫!!
昔保険なんて無かった時代も不慮の事故で人がある日突然亡くなることもあったけど、今もこうして歴史は続いています
大前提生命保険に入っていなくても生きてはいけるということを理解してください
ただ、生きてはいけるものの将来子供の学資資金やご自身の老後資金などを確保できないじゃないかという不安は分かります
じゃやっぱり保険は必要じゃないか!と考えるのは浅はかです
必要なのは生命保険ではなく、将来使うための「貯金」ですよね?
重要なのは万が一に備えて保険に入る事ではなく、この将来使うための貯蓄をどう作っていくかという事です
将来的な貯蓄を作る方法は自分にできそうかどうかはさておきいくつもあります
- タンス預金
- 定期預金
- 自動積立
- 財形貯蓄
- 生命保険
- 投資信託
- 株
- FX
- 不動産
- 宝くじ
代表的なものを挙げましたがまだまだたくさんあります
ここから目的に適した手段を選択していきます
多くの人が貯めることになるであろう子供の学資資金や老後資金の確保に実は生命保険が向いています
万が一の備えとしてではなく、将来の資産形成として生命保険が使えるのです!
ただ残念ながら生命保険を資産形成として活用するにはちょっとしたテクニックが必要で、多くの人の保険の入り方では活かされていないことがほとんどです
保険を活かすためにまずは保険の特徴をおさえましょう
種類が多く全て理解するのは大変ですが、大きく分けて3パターンの形で保険は構成されているのでそれだけ説明します
1.定期保険
特徴:掛け捨てタイプ。保険期間が決まっていてその期間内になくなると保険金がもらえ、生存していると掛け金は没収される。確率だけに注目するとやっている事はギャンブルと同じで、カジノの赤黒ルーレットの1点掛けよりも分が悪い。万が一が本当に起きて困るような自動車保険などには向いているが生命保険としてはやはり分が悪い
2.養老保険
特徴:満期時に返戻金がもらえるタイプ。子供が18歳になる時に満期返戻金をもらえるように設定することが多く、学資保険と言われているのもこのタイプ。昔は掛け金の2倍ほど満期返戻金が出たのでとても魅力だったが、現在は少し増える程度で中には元本割れするものもあるくらいなので注意が必要
3.終身保険
特徴:いつ亡くなっても保険金がでることからお葬式代の確保に使われることが多い。貯蓄機能もあり払った保険料はストックされ、払込終了時から運用が開始され増え始める
資産形成を目的とした場合注目すべきポイントは「利率」です
銀行でいう預金金利、生命保険でいう予定利率です
種類が違うので一概に同じ利率として比較することは難しいですが、いつの時代でも銀行の預金金利とは比べ物にならないくらい保険会社の予定利率は高いです
参考までに今の定期預金金利はどこの銀行もだいたい0.01%です
保険会社の予定利率は円建てで約1%です
この高い予定利率を最大限活用するのです!!
上記3つの中で将来の資産形成に使えそうなのは養老保険と終身保険です
その中でも保険会社の魅力である高い予定利率を最大限活用するには終身保険だと僕は思っています
「既に終身保険は入ってるぜ!( ͡° ͜ʖ ͡°)」
「丁度入ろうと思ってたところだぜ!キラン✌︎(‘ω’✌︎ )」
とドヤっているあなた
払込期間を見直してみてください
多くの方が60歳までとなっています
これでは終身保険のポテンシャルが十分に発揮されません
終身保険には貯蓄機能があり「払込終了時から運用が開始」されます
つまり皆さんの終身保険は60歳から増え始めるということです
60歳以降は金利の高い定期預金みたいなもので、平均寿命が約85歳なので約25年間運用されます
これでも十分恩恵はありますが、貴方ほど強欲なお方がこんなもんで満足していていいのですか?
もっと増やしたいと思いませんか??
実はひと工夫することにより格段に増え方がアップします!!
終身保険における貯蓄機能の特徴はなんでしたか?
「払込終了時から運用開始」です
払い込んでる最中はただただストックされるだけで、増え始めるのは払い終わってからということでしたね?
だったら60歳まで待たずにさっさと払込を終わらせてしまってはどうでしょうか
早ければ早いほど増える期間は長くなります
そして運用期間が長くなればなるほど人類最大の発明と言われている「複利効果」は威力を発揮します
そして更にもうひと工夫すると予定利率が倍以上に跳ね上がります
それは通貨を変える事です
保険会社の予定利率が高いといえども円建では1%程度です
これを外貨建てにすると3%以上に跳ね上がります
預金金利0.01%の定期預金と予定利率3%以上の終身保険
どこに預けるかはもはや悩むまでもないでしょう
もちろん保険ですから万が一の場合は保険金も出ます
そして貯まって増えたお金は使いたい時に使えるので流動性もバッチリです
そして外貨建て保険を使っての資産形成の最大の魅力は
なんだかかっこいい!!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
友人A「将来に向けて貯金しようと思うんだけどみんなどうしてる〜?」
友人B「毎月自動積立してるわ!」
友人C「会社の財形貯蓄してるよ!」
友人D「貯金なんてしてないよいつ死ぬか分かんないし!」
あなた「ドル保険使って貯めてるよ♪」
みんな「…どる?ドルってあの$$??何かインテリでかっこいい〜」
まとめ
保険は無くても大丈夫
しかし将来の貯金は必要
賢く貯金するには終身保険をなる早で払込みかつドル建てで!
※同じ終身保険でも各保険会社で払い込み期間や扱える通貨にルールがありますので、具体的に検討したい方は気軽にご相談ください!
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