FP的お得な車の買い方(決済方法編)

FP茂田
FP茂田

これまでの解説で車の選び方は理解してもらえたと思うので、今回は買い方(決済方法)編の解説です

今はローンでも銀行ローンやディーラーローンや残価設定ローン、その他にもリースと選択肢が多いから確かに迷うね

男なら現金一択、他の選択はそれができないダサいやつがすることだろ

FP茂田
FP茂田

価値感、古っ!

大前提そもそもローンでしか買えないリースでしか乗れないという人ではなく、現金一括でも買えるだけの預貯金はあるけど、現金以外の選択でもっと得な方法はないのかという話

✔︎記事の内容

  • 最適解は銀行のカーローンで、現金は運用へ
  • ディーラーローン、残価設定ローンがダメな理由
  • 新車のサブスク、カーリースはもっとやめておけ
  • 番外編:まるで不動産投資?車を使って小遣い稼ぎ

 

最適解は銀行のカーローンで、現金は運用へ

支払い総額だけの話なら現金一括が当然一番得となりますが、運用も含め一番お金が残る方法は銀行で自動車ローンを組んで、車購入資金は運用に回すのが一番お金が残ります。

以前ブログでも解説したことがありますが、お金は安い金利で借りてそれ以上の金利で運用ができれば結果的にお金が増えます。これは車購入に限った話ではなく、ローンが使える場面では常に意識しておきたいポイントです

【現金一括よりもローンが得?】借金との付き合い方その1
みなさん借金にどんなイメージを持っていますか? 利子がもったいない お金が足りない時にするもの 親からするなと言われている なすび色のスーツを着た強面の人から取り立てられる それでも返済できなけれが海に沈められる しなくていいならしたく無い...
【現金一括よりもローンが得?】借金との付き合い方その2
前回のおさらいです お金は金利の安いところから借りて高い所に預けると増える 安く借りられるチャンスは限られている 借金する事は恥ではない 現金一括がステータスでもない 今回は実践編です そろそろ新しい車が欲しいな〜と以前から検討しているとし...

 

更に個人事業主や法人が、事業用として自動車ローンを使って車を買った場合のローン金利は経費になります

ディーラーローン、残価設定ローンがダメな理由

ローンはローンでもディーラーローンや残価設定ローンはダメです

上記の「安い金利で借りてそれ以上の金利で運用したらお金が増える」という話は、安い金利で借金できて成立する話です

ローンはローンでも、ディーラーローンや残価設定ローンの金利は基本的に5%前後で決して低金利とは言えません

特に残価設定ローンはおすすめしません

残価設定ローンとは、将来の下取り価格を予め予想し、その下取りを前提とした差額分を分割で支払っていく仕組みです

例えば新車価格300万円、将来の下取り価格100万円の車の場合、差額の2000万円を分割して毎月払っていきます。そして最終的には100万円で下取りしてもらって終了か、残債を全て支払って乗り続けるか選択します

ちなみに毎月の支払いは残価の分割代金の他にローン金利も払います。しかもこのローン金利は残価の200万円に対してではなく、車両価格全体の300万円に対してかかってきます

つまりやっていることは、普通にディーラーローンを使って購入しているのと何ら変わらないということです

普通にディーラーローンを使って購入するよりも、残価に対しての分割代金なので月々の支払額は安くなるというメリットがあるので、目先しか見ない購入者には魅力的に見えます。更に銀行で自動車ローンを組むよりも審査は緩く、手続きもその場で完結するので営業マンにとっても楽です。なので購入現場では積極的に提案されることが多いです

それでもおすすめしない理由は、ディーラーが見積もる将来の下取り価格が消極的な価格なのと、走行距離や傷の条件付きだからです

下取り保証が付くので、ディーラーは「将来絶対この価格以上の価値はあるだろう」という消極的な価格設定をします。しかも走行距離が想定よりも多かったっり、傷があるとその想定価格が想定通りではなくなってしまうので、走行距離〇〇Km以下、傷なしの場合のみ下取り価格保証という条件をつけます

もしこの条件が守れなかった場合は、最終的に下取り+追加代金を払うことになります

ということは、普通にディーラーローンを組んで買った方が将来の買取価格は高くなる可能性が高くなるので、まだマシと言えます

新車のサブスク、カーリースはもっとやめておけ

月々1万円〜と気軽さを売りにするカーリースの広告を最近よく見ます

保険や税金、車検やその他メンテナンス費用も含め毎月定額で車が借りられるサービスです

毎月定額なので支払い管理が楽、個人事業主や法人の経費処理も楽というメリットがりますが、損得で言うなら全くおすすめしません

何なら残価設定ローンより更におすすめしません

将来の下取り価格を予想し残価を設定し、更に保険や税金、車検やメンテナンス費用を上乗せし、そこに契約期間中の金利を盛り込み「月額〇〇円」と価格設定し貸し出しています。残価設定ローンと仕組みはほぼ同じですが、決定的に違うのが価格交渉です

新車は基本価格交渉ができます。交渉力や時期により値下げ額に多少の差はあるものの、「もう少し安くしてくれたら必ず買う」と交渉すれれば余程の人気車種以外は基本値下げしてくれます。残価設定ローンは値下げ後の金額で残価を設定し毎月の金額が算出されるのに対し、カーリースは定価で毎月の金額が算出されています

価格交渉で数十万の値引きは期待できるので、仕組みが同じならカーリースよりも残価設定ローンの方がまだマシです

番外編:まるで不動産投資?車を使って小遣い稼ぎ

買った車を時間単位で貸して収入を得られサービスがあります

エニカ(Anyca)"思い出を変える"カーシェア&レンタカーサービス | レンタカー&カーシェアアプリ Anyca (エニカ)
Anyca (エニカ) は、個人間でクルマをシェアする新しいカーシェアリングサービスです。スポーツカーから痛車まで、全国オーナーの多種多様なクルマを利用することが出来ます。自動車保険に1日単位で加入するシステムなので、安心に使えます。

 

車を使わない時間に他の人に貸して収入を得ることができます。お部屋を貸して収入を得る民泊サービスのAirbnbに似ています

FP茂田
FP茂田

自分が使わない時に小遣い稼ぎと言う観点だけでなく、専用に車を買ってひたすら貸し出すとのも結構いけるのでは?と実は思っています

というのも、不動産投資をモデルに比較すると、ハードルが非常に低く感じます

不動産投資の場合、立地のいい価値の下がりにくい物件をいかにして買うかが全てです。プロが舐めるように日々不動産情報をウォッチしてるので、一般人がそれらの目玉物件を購入するのはほぼ不可能です

それに比べ車ならどうでしょうか。価格の下がりにくいリセールバリューのいい車を買うことは我々一般人でもそこまで難しくはないです。

一人一台が当たり前の田舎では当然難しいですが、地方都市で車がなくても生活はできるけどあった方が便利という街なら十分需要も見込めるかと思います

まとめ

  • 車購入時は銀行でカーローンを使い、購入資金は運用へ
  • ディーラーローン、残価設定ローンははやめておけ
  • カーリースはもっとやめておけ
  • Anycaで自家用車を貸してお金を稼ぐこともできる

コメント

タイトルとURLをコピーしました