最近テレビやYouTubeで「借金がゼロになる」「払った利息が返ってくる」といったCMをよく見かけるけど、これって本当?
もし本当だとして何か裏があるんでしょ??
よく見かけるし、とてもキャッチーなフレーズなので確かに気になりますよね!
結論から言うともちろん本当だし、カラクリはしっかりありますのでその辺を詳しく解説します!
✔︎記事の内容
- CMでよく見かける「借金がゼロになる」「払った利息が返ってくる」は本当か?
- 払った利息が返ってくる仕組み
- 過払い請求のデメリット
CMでよく見かける「借金がゼロになる」「払った利息が返ってくる」は本当か?
これは本当のことです。ただし、借金している人みんながそうなるわけではなく、下記条件を満たした人限定です
- 金利20%以上で借金をしている
- 完済から10年以上経っていない
上記の条件を満たしている人は借金している金融機関から利息が返ってくる可能性があり、その返ってきた利息が残りの借金の額を上回っていれば完済になるので「借金がゼロにる」が成立します
このブログを見ている人で現在借金がある人は、もしや自分も該当しているかも?と期待を抱くと思いますが、大半の人は該当しない可能性が高いです!!
いきなり期待をぶち壊すんじゃないよ!!
だってそれが現実なんだもん!
払った利息が返ってくる仕組み
お金を貸す側は当然高い金利で貸したいわけですが、何%でもいいわけではありません。現在の借金の上限金利は利息制限法という法律に則って決まっていて、約20%が上限金利です。しかしこの上限金利20%以上の金利で利息を払っていて利息を払い過ぎている人がいます。それを借金をしている金融機関に主張すると、払い過ぎた利息が戻ってくるという仕組みです。これを過払い請求と言います
CMでよく言ってるやつだ!
でもなぜ法律で決まっているのに、それよりも高い金利で借りている人がいるの?闇金ウシジマくんに借りてるってこと??
なぜ20%以上で借りている人がいるのか?
昔は利息制限法ではなく、それよりも高い上限金利の出資法でお金を貸してもオッケーでした。ちなみに出資法の上限金利は約29%です。
ウシジマくんや萬田銀次郎でなくても、昔は堂々と20%以上の金利でお金が貸せていたわけです
しかし2010年6月に法律が変わり、上限金利は利息制限法の20%までと今のルールになったわけです
したがって20%以上の金利で借金をしている人は、2010年6月よりも前に借金をしていた人となります。
なぜ該当者が少ないのか
実は過払い請求はいつでもできるわけではなく、時効があり、完済から10年です。
2010年に法改正があってからはどこの金融機関もそれに則り正しい上限金利で貸しているはずなので、そこから10年以上経っている今現在で時効を迎えていない該当者はほとんどいません
このブログを見ていて借金がある人で、2010年よりも前から借りていた人はおそらくいないはずです。もしいたら弁護士や司法書士さんに依頼して請求することになります。費用は戻ってくる額の10〜20%くらいが相場になります
過払い請求のデメリット
該当者がほとんどいないはずなのであまり興味はないと思いますが一応デメリットをお伝えします。
それは過払い請求した金融機関から二度と借りられなくなることくらいです
ブラックリストに登録されてクレジットカード作成や住宅ローン審査に影響するって聞いたことがあるけど?
以前はそうでしたが、2010年に金融庁が「改正貸金業法」の完全施行に向けて、信用情報から過払い金返還請求の記録を削除することが「指定信用情報機関」認定の条件としていることを発表しました。よって今は審査に影響しません
過払い請求した金融機関から逆恨みされて後日脅されたり、再度請求されたりはしない??
法律に則り請求しているのでそれはないですが、請求された金融機関としては当然面白くはないので二度とその顧客には金貸さない!となるわけです
ちなみによく名前の聞くアコムやプロミス等は、しっかり法律を守り営業している消費者金融なので過払い請求が通用しますが、ウシジマくんや萬田銀行のような闇金業者は初めから法律の外で商売をしてますので過払い請求は通用しないし、脅しや厳しい取り立ても容赦なくありますので安易に手を出さないよう気をつけてください
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